令和6年能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町などに関するウェブ写真展
- [更新日:2024年5月14日]
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
令和6年5月1日から7日まで、生駒駅前図書室で開催した「穴水町に関する写真展」の内容をウェブ上にまとめました。期間中、会場に足を運べなかった皆さんも含めて、より多くの皆さんに被災地に想いをはせたり、日々の防災のことを考えたりするきっかけになれば幸いです。
穴水町提供写真(二次利用禁止)
広報広聴課職員が撮影した写真
発災から約1か月、道路は陥没や波打ったまま(2月2日撮影)
寒波などの影響で住宅の復旧が思うように進まないという声も(2月2日撮影)
地震発生時刻(16時10分頃)付近で時が止まったであろう時計(2月2日撮影)
金沢市内では、金沢城の石垣が崩れる被害も(2月6日撮影)
穴水駅の入り口に貼られた手書きの案内(2月2日撮影)
「危険」の赤紙が貼られた建物と「穴水がんばれ」と書かれた建物(2月2日撮影)
町にある公共施設には支援に駆けつけた自衛隊の車両が多く並びます(2月2日撮影)
ぐしゃりと倒壊した家屋(2月2日撮影)
新春の装いの神社にも大きな被害が(2月2日撮影)
避難所では三食ほとんどで炊き出しを実施(2月2日撮影)
金沢駅に飾られたメッセージボードにも能登への祈りが(2月3日撮影)
金沢駅から能登地方に向かう地元のバスにも応援メッセージが(2月3日撮影)
倒壊する石の灯籠に目がいくが、奥には完全につぶれた建物も(2月4日撮影)
震災に負けなかった町のシンボル「ボラ待ちやぐら」(2月4日撮影)
海や山が身近にある穏やかな町でした(2月6日撮影)
派遣職員の声・想い・写真
有志による掲載です(一部穴水町以外へ派遣された職員の感想もあり)
緊急消防援助隊奈良県大隊 生駒市消防本部救急隊 消防士長 森川大地
私は緊急消防援助隊の救急隊として石川県に派遣され、主に輪島市にて救急活動を実施しました。写真はその一部です。雨や雪が混ざる悪天候、倒壊した家屋、続く余震による揺れや荒れる波などを肌で感じながらの活動でした。搬送後に知ったことですが、この事案の傷病者は輪島消防署員の家族であり、自分の家族が救急搬送されている中で、被災後から休みなく消防業務に従事し続ける輪島消防署員の心の強さに触れました。
防災安全課 谷江秀隆
「能登半島で震度7発生。津波は大丈夫かな? みんな逃げて…!!」私は無力で祈ることしか出来ません。能登は「なぎさドライブウェイ、和倉温泉、能登島水族館・・」家族旅行やキャンプで何度も訪れた思い出深い場所です。罹災証明発行のために被害調査応援入りしたのは発災3週間後。穴水町で生活再建が少しでも早く出来るよう、お手伝いしたくて志願しました。写真ですべては伝えきれませんが、衝撃的な光景が広がる中、今、無事に生かされている「ありがたみ」を強く感じました。当時、穴水町以遠では、まだ停電、断水中でした。自宅被害がひどく、避難所生活を余儀なくされる中、調査にあたった唐川地区のみなさんからは、「雪の中ご苦労様」とホットコーヒーをそっと出して、我々の気遣いまでしてくださいました。地域の強い団結力と人のやさしさに触れられて、逆に元気をもらいました。頑張れ!!能登、穴水町。またいきます。ありがとう。
事業計画課 福呂直也
被災地支援として、建物被害認定調査業務の一次調査に従事しました。被害状況はメディア経由で見るよりも生で見た方がショックでした。普段何気なく暮らしていることのありがたみや、道路、水道等、当然のように利用しているインフラの大切さを実感しました。誰もが自分の暮らしを持っていますが、助け合う気持ちが大事だと身に沁みました。誰がいつ被災するかわからない。「他人事ではなく自分事として」
匿名
2枚の写真にまつわるエピソードです。
- 私は、建物被害認定の調査で訪れました。写真のように完全に倒壊している住宅も多い中、一見すると外観に被害のない家も多くありました。しかし、玄関の扉を開けると、床がない、ふすまが動かない、天井がないなど、住むことが困難な状況ばかりで、そのほとんどが旧耐震基準の住宅でした。生駒市にも、昔ながらの古民家が残る地域もあります。是非一度、家の耐震は大丈夫か確認してみてください。住む家と命を守るために、できる対策は全てしておくべきだと感じています。
- この写真は、穴水町役場の3階大ホールの前で撮影したものです。亀裂が入り、その周辺では傾きが生じていました。穴水町役場は、隣接する山が崩れ土砂が流入する被害のほか、液状化や地割れなどで大きなダメージを受けています。私が派遣期間中も余震があり、震度2程度の揺れで大きな音が鳴りとても怖かったです。そんな中でも、復興に向け全力で対応に取り組まれる町職員の方々に尊敬の念を抱きました。被災地の一日も早い復興を心より願っています。
1つ目のエピソードに関する写真
2つ目のエピソードに関する写真
SDGs推進課 吉村寛志
「生駒市って奈良から?ありがとうね」罹災証明書の発行時、穴水町民の方々からこのようなお礼をたくさん頂戴しました。町役場の職員さんの中には、自ら被災し仮設住宅への入居を待ちながら、休日なしで勤務の方も。被災地では人手が圧倒的に不足している中、派遣期間が終わってしまい、帰路は無力感にさいなまれました。もっと多くの時間をみなさんと共有し、寄り添いたかったです。これからも何らかの形で能登に関わりを持ち続けます。
防災安全課 吉廣勇人
写真やテレビで現地の様子は分かっており、覚悟して派遣に出向いたはずでした。しかし私が石川県穴水町に到着し、現地を見たとき自然災害への恐怖で足がすくみました。倒壊した家、ひび割れる道路を見て、当時どれほど怖かったかと思い、胸が痛くなったのを覚えています。派遣中の仕事に従事するなかで、この光景を決して忘れないこと、より多くの人に伝えることが私の使命と感じました。美しい穴水町、少しでも早く復興が進むよう願っています。
花のまちづくりセンター 杉原廣重
穴水町の避難所運営に従事した時、夜中に不安と寂しさや寒さから全身を震わせて助けを求めてきた90代の高齢避難者の両手を私は握りしめ膝をついて寄り添ったことが今も心に残っています。町職員の方々も被災者である中で、必死に町民に寄り添われ、そのサポートができたことは貴重な経験でした。様々な地域からの支援や各種ボランティアの継続的な応援があるからこそ避難所運営が成り立っていくことの重要性を直に感じました。復興が進んでいるような報道を見ますが、実際はまだまだ手つかずで再建のめども立たない地域や被災者が沢山いると今も繋がりのある石川県在住のボランティア仲間が話してくれました。今後の支援継続が本当の支援かもしれません。個々に出来る範囲で支援を続けていきたいものです。一歩一歩前へ!がんばれ!能登!
浄水場 磯部良和
水の供給に携わる応急給水活動として能登町に行ってきました。まち全体としては道路が起伏しており、倒壊した建物も手つかずになっていましたが、復旧から復興へと変わりつつありました。能登町の浄水場では水道職員の方から感謝の言葉や住民の方から優しい言葉をたくさん頂き、温かい気持ちになりました。あらためて職員の立場としても日常生活を過ごすのに水の大切さを知ることが出来ました。そして、住民のみなさまに安心・安全な水を供給する仕事を誇りに思います。
広報広聴課 泉昂佑
避難所運営の支援に携わる中で穴水町の皆さんの優しさ・あたたかさに触れました。また町職員の皆さんから聞いたおいしいものの数々、穏やかな海、山の緑などの豊かな自然を目にし、まちの魅力をたくさん知った10日間でした。一方で、「穴水町はなかなかメディアでは取り上げられないので知ってもらいたい」という言葉もお聞きしました。この展示が、穴水町をはじめ被災地に想いを馳せ、何か行動を起こすきっかけになれば幸いです。私自身も、必ずまた訪れます。
来場者の感想や被災地へのメッセージ(一部。原文まま、順不同)
- うまい!キレイ!ものがたくさんあり、あたたかい人達が住む石川にまた行きます!
- 早くきれいな町になればいいね
- 美しい景観に守られ、早くキレイな町並が戻ってきます様
- 伝えてくれてありがとう
- 富山で新婚生活を過ごしました。北陸は第二のふるさと。一日も早い復興を願わずにはいられません。
- 1日でも早く日常を取り戻し、みなさんがおだやかにすごせるよう生駒から応援をこれからも続けていきます
- きれいな海、のとじま水族館、おいしい魚…。思い出の地、石川の復興を願っています!また行きます!
- 復興に向かって進まれている姿に勇気をもらっています。生駒から応援しています!遊びに行きます!!!
- 復興を遠い地より心から応援しています。豊かな自然を大切に。生きてるだけでまるもうけ…
- 職員の声を読んで、こみ上げるものがありました。企画してくれてありがとうございました。
- オススメしてもらった能登がきを食べに、絶対また行きます。能登ワインも買ってるので、奈良から想いを馳せながらいただきます。
- ぜひ能登に行きたいです。日常が来る日を祈っています。
- 一日でも早い復興を
- 石川けんのみなさんへ はやくへい和になることをねがってます。元気をだしてください
- NOTO,NOT ALONE
- 令和6年1月1日、自分も家族や親戚とゆっくり過ごしていた時に起きた地震。平穏をうばわれた被災地を思うと胸がいたみます。少しでも被災地の方々の生活が日常に戻ることを祈っています。
- 1日でも早く能登の皆さんの日常が戻ることを願っています。
- 一日でも早く復興できるようできる支援をします。
- 自然災害の恐ろしさを改めて思い知りました。寒い中での避難生活さぞお辛いことと思います。笑って過ごせる日が、すぐに訪れますようお祈りしています。
- すこしずつ元の生活に戻ることを祈っております
- 大阪市内でもゆれを感じました。とってもこわかったです。
- 救援ありがとうございました!!故郷の輪島へ震災後1回り帰省 北海道~沖縄の47都道府県のナンバーを全て見かけました
- 生駒市から応援してます。頑張ってください!!遊びに行きます!
- 能登のみなさん今は大変ですが、いつか笑える日が来ます!頑張ってください
- キリコ祭りは人の心を一つにします。キリコ祭りガンバレ。楽しみです。
- 能登はやさしや土までも
- つらい毎日でしょうが前を向いてがんばって下さい!いつも見守っています。ガンバレ!
- 東大阪在住です。実家が穴水町で当日帰省していた私達も被災しました。能登は負けません!応援ありがとうございます。
- いつ何時、災害が起こるかもしれない!ひと事でない自分事の今の感謝を忘れないように、と。
- 生駒市民として支援できることがあれば協力したいです。そう思う人はきっと多くいるはず。
- 展示ありがとうございます。被災地の復興を願うばかりです。
- 怖かったですね。遠く離れた生駒でもゆれたのですもの。ガンバリすぎないで!長期戦です。ゆっくり深呼吸して。
- ぼきんなど協力できるものならします。
- 能登地震の救援物資ヴィーガン対応の食事を寄付しました。人も動物も助かりますように。私もガンバリます!
- このような展示ありがとうございます。被災された方々へ…こんかいの被災が新たな産業やサステナブルな建築等々のきっかけとなるように…
- 生駒から応援してます。ガンバレ穴水町ガンバレ能登
- 写真展の開催ありがとうございます。1日でも早く、みなさんの日常が戻ることを願っています。
- かなしい地震現場写真メディアよりアングルカットの臨場感がちがう。実際に私身を置いている様です。
- 単身赴任の主人が石川に住んでいます。金沢は被害は少なかったですが、皆さまの1日でも早い復興を願っています。
- 1日でも早く復興できることを願っております。
- 生駒より ファイト!
その他の展示物
その他、以下のものを展示しました。
- 穴水町の広報誌2月号・3月号・4月号
- 本市支援状況の紹介(広報紙3月号・4月号)
- 防災に関する本市の補助金の紹介
- 生駒市総合防災マップ
- 義援金箱の案内
(注意)本市広報紙については、市ホームページ「広報いこまち」に掲載しています。
(注意)義援金については、市ホームページ「令和6年能登半島地震災害の義援金を募集しています」をご覧ください。
お問い合わせ
生駒市経営企画部広報広聴課
電話: 0743-74-1111 内線(広報広聴係:4211、プロモーション係:4221)
ファクス: 0743-74-1105
電話番号のかけ間違いにご注意ください!