教育目標

  明治7年5月20日に創設された本校は、保護者をはじめ地域の人々の温かい理解と支援、教職員の努力によりしっかりと根を張り、幹を太くし、枝を広げ、今日に至っている。この生駒小学校の教育にさらに勢いを持たせ、後世に託すことは、私たちの重要な務めである。                

　「すくすく」という言葉は、校歌の中にあり、子どもたちにも慕われる言葉である。また、古くから使われてきた歴史ある言葉でもある。辞書には「高くまっすぐに伸びていくようす」「勢いよく成長するようす」などとあり、教育の目標や願いを表すのにふさわしいと考える。

　どんなに時代や社会が変化したとしても、学校が子どもたちの知徳体の調和ある発達をめざして教育する機関であることに変わりはない。「すくすくと成長してほしい」は、保護者として、地域社会として当然の願いであり、教職員も同様に考えている。命と自然を大切にし、他人を思いやる温かい心と感動する豊かな心を持つこと、自分の言動に責任をもち、友達と協力・協調していくこと、知識や技能を確かなものとし、課題に対して自ら学び、考え、主体的に判断し、健康でたくましく生き抜くこと、このような〔生きる力〕をバランスよく身につけた子どもに成長するよう、地域も家庭も、そして学校も期待している。

 こうしたことから、本校では、「すくすく」の言葉の中に、学校目標やめざす子どもの姿・めざす学校の姿などすべての願いを込めている。