「フリマアプリ」での売買トラブルにご注意を

フリーマーケットアプリで購入した腕時計が届いてから数日で動かなくなった。「正常動作確認済み」と説明があったので、出品者に返品を申し出た。しかし、「発送時にはきちんと動いていた」と応じてもらえず、アプリ運営業者に相談したが「当事者間で話し合うように」と言われた。どうしたらいいか。（40歳代、女性）

消費生活センターでは個人間の取引で起きたトラブルの相談は、対象外のため直接解決できません。そのため、まずは十分に当事者間で話し合い、解決しない場合は運営業者に事情を伝え、原因の調査などの協力を得られるかを確認するように助言しました。

インターネット上でフリーマーケットのように商品の出品・購入ができる「フリマアプリ」。手軽に利用できる一方、購入者側は「代金を支払ったのに商品が届かない」「偽物と思われる商品が届いた」、出品者側は「商品を送ったが代金が支払われない」などのトラブルが発生しています。

フリマアプリの多くが、金銭や品物のやり取りをアプリ運営業者が仲介。運営業者が取引終了を確認後、商品代金を出品者に支払うことでトラブルを未然に防いでいます。しかし、「フリマアプリは、商品売買の場を提供するサービスで個人間の取引のため、トラブルは当事者間で解決するのが原則。運営会社は責任を負わない」と運営業者の規約で定めていることがほとんどなので注意が必要です。