はがきによる架空請求が増えています！

「民事訴訟管理センター」という団体からはがきが届いた。何かの料金が未納になっており、業者が私に訴訟を起こして財産を差し押さえるなどという内容だった。「すぐに連絡すれば訴訟を取り下げる」と書かれているが心当たりがない。どうしたらよいか。　（60歳代　女性）

これは架空請求のはがきです。これまで、携帯電話やスマートフォンのメールを使った手口が主流でしたが、最近ははがきによる手口も発生しています。詐欺の手口が世間に知れ渡ると別の手口が生まれるため、今後はメールだけでなく、はがきによる架空請求が増えてくるかもしれません。

　メールでもはがきでも、詐欺だと見破れるポイントがいくつかあります。（1）公的機関のような名前を名乗っている、（2）「いつ発生した何の料金で、未納額はいくらか」などの事実が具体的に書かれていない、（3）「最終通告」などと書き、早急に連絡させようとしている、といった点です。このようなはがきを受け取っても、相手に連絡してはいけません。個人情報を聞き出され、払う必要もない料金を請求されます。まずは消費生活センターに連絡してください。