携帯電話に有料コンテンツ料金未納のメールが届いた

携帯電話に「有料コンテンツの利用料金が未納です。身に覚えのない人は連絡してください」と連絡先が書かれたメールが届いた。具体的なサイト名などはなく、身に覚えがないが「連絡がない場合は法的措置をとる」と書いてある。連絡したほうがよいのだろうか。（70歳代、男性）

これは「架空請求」という以前からある手口です。このようなメールは何かのきっかけでメールアドレスが漏れたことで届く場合があります。最近は、電話番号だけでメッセージが送受信できるSMS（ショートメッセージサービス）を利用した架空請求が増えています。番号の組み合わせだけでランダムにメールを送り付けられるので、サービスが利用できる端末であれば、誰にでも届く可能性があります。メール本文には、宛名や請求金額などの具体的な内容はなく、「裁判」「法的措置」などの言葉で消費者を不安にさせ、業者に電話連絡をさせるのが目的です。業者に連絡すると、個人情報などを聞かれ、強引に料金を請求されることもあるので、絶対に連絡しないでください。最近は、高齢者も携帯電話を利用することが多くなりました。詐欺メールにだまされないように注意しましょう。