先輩職員のストーリー #8
- [更新日:2023年9月28日]
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Story#8 寄り添い耳を傾けて、関係を築く


「私の気持ちはあなたにはわからない」。
保健師1年目、育児相談にのるため赤ちゃんがいる家庭を訪問したときに「お母さんから言われたどうしよう…」と、不安に思うことがありました。卒乳・イヤイヤ期・夜泣き…。私は子どもがいないので経験したことがありません。当事者の気持ちを理解するために、出産を経験した職場の先輩や訪問したお母さんから出産・育児の体験談をたくさん聞くことにしました。話の引き出しを増やしていくと、少しずつ寄り添えるようになりました。
「村崎さんおられますか」。定期的に頼ってくださるお母さんがいます。お子さんが未熟児で生まれ、出産後すぐに集中治療室へ入院していました。面会に訪れ、退院後の生活など育児相談に乗ることからお母さんとの関係作りを始めました。自宅に戻られた後も訪問し、お子さんの発育の確認や、使えるサービス・相談先など紹介。気をつけていたのは、「こうしてください」と価値観を押し付けないようにすることでした。私の発言で人生を左右できません。保護者の方が納得できる選択をできるように耳を傾け話すことを心がけました。そのかいあってか、困った時にいつも相談してもらえる関係になれました。
子どもの発達状況や健康状態、経済事情など、子育てを取り巻く環境は人それぞれ違います。支援が必要な家庭に適切なタイミングでその家庭に合ったアプローチができるように、もっとお母さんや子どもと接点を持ち、困ったときにSOSを出してもらえる保健師になることを目指します。
健康課 村崎 麻衣

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