異物除去(のどが詰まったとき)
- [更新日:2024年10月16日]
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異物除去(のどが詰まったとき)
口やのどなどに異物(食べ物など)が詰まっている場合に、異物を取り除く方法は、次の通りです。
傷病者に反応がある場合
傷病者に「のどが詰まったの?」とたずね、声が出せず、うなずくようであれば窒息と判断し、直ちに行動しなければなりません。また、窒息を起こした人は親指と人差し指でのどをつかむしぐさ「窒息のサイン」をすることがあるため、このしぐさを見たら異物除去の手順を行ってください。
・傷病者が咳をすることが可能であれば、できるだけ咳を続けさせます。強い咳により自力で排出できることがあります。
・119番通報を周りの人に依頼するとともに、まずは背部叩打法を試みて、効果がなければ腹部突き上げ法を試み、異物が取り除けるか、傷病者の反応がなくなるまで異物の除去を試みます。
・救助者が一人の場合には、傷病者に反応がある間は、119番通報より異物除去を優先して行います。
傷病者の反応がない場合
・傷病者に反応がない場合、あるいは最初は反応があって応急手当を行っている際にぐったりして反応がなくなった場合には、直ちに通常の心肺蘇生の手順を開始します。

背部叩打法

仰向けの状態の傷病者の場合は、左図のように手当を行う者はひざまずき、傷病者を自分の方向に向けて側臥位にし、傷病者の両側肩甲骨の間をたたきます。
立っている人や座っている人の場合は、傷病者の後方から手のひらの付け根で両側肩甲骨の間を力強く、何度も連続してたたきます。

腹部突き上げ法

傷病者の後ろから、ウエスト付近に手を回します。
片手で握りこぶしを作り、その親指側を傷病者のへそより少し上に当てます。
その手をもう一方の手で握り、すばやく手前上方に向かって圧迫します。

乳幼児の場合

片腕の上に乳児をうつ伏せに乗せ、片方の手で乳児のあごをしっかり持ち、頭部が低くなるような姿勢にします。もう一方の手の平の付け根で背部を力強く数回連続してたたきます。
(注)乳児には腹部突き上げ法を行ってはいけません。
お問い合わせ
生駒市消防本部 警防課救急係 電話番号0743-73-0119(内線410)