乳幼児突然死症候群(SIDS)から赤ちゃんを守りましょう!
- [更新日:2025年11月19日]
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乳幼児突然死症候群(SIDS)について
睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因の一つに、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで大きな異常のきざしがないのに、乳幼児が睡眠中に亡くなってしまう原因不明の病気で、窒息などの事故とは異なります。特に、1歳未満の赤ちゃんがいる場合、気を付ける必要があります。
令和6年には55名の乳児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第3位となっています。
SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症のリスクを下げられることが研究で示されています。
- 1歳になるまでは、寝かせるときはあおむけに寝かせましょう
SIDSは睡眠中に起こります。うつぶせ寝、あおむけ寝のどちらの体勢でも起こっていますが、あおむけに寝かせたほうが発症率が低いことが研究でわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。 - 無理のない範囲で母乳育児を
母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDSの発生率が低いことが研究でわかっています。様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません。授乳に関して少しでも不安を感じる場合は、授乳支援を実施している病院(産科や小児科等)や保健センターなどに相談してみましょう。 - たばこをやめましょう
乳幼児の周囲で誰かがたばこを吸うことは、SIDSの発生率を高くすることがわかっています。妊婦自身の喫煙、まわりの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後にSIDSの発生要因になります。
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睡眠中の窒息について
赤ちゃんのまわりの環境を整えることで、SIDSだけでなく「睡眠中の窒息」も防ぐことができます。
一日の多くを寝て過ごす赤ちゃんにとって、睡眠時の環境はとても大切です。
窒息のリスクを下げる5つのポイント
- 寝具は固めで平坦なものを
- 温度の調整は着るものなどで
- 寝床には何も置かずにすっきりと
- 睡眠環境製品は正しく使いましょう
- 赤ちゃん専用の寝床が安心につながります
各ポイントについて詳しくはこども家庭庁ホームページ「赤ちゃんが安全に眠れるように~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」(別ウインドウで開く)をご確認ください。
