先輩職員のストーリー　#9

　人事課で採用を担当しています。新卒、短大・高卒、社会人、専門職と年に4種類の試験があって、試験当日の運営はもちろん、説明会の実施や広報、面接官への依頼、内定者フォローなどを行います。

　入庁以来ずっと変わらないのは、「仕事で関わる人の役に立ちたい」という気持ち。今は、生駒市を志望してくれる人のために何ができるかを考えています。生駒市は対面での面接や説明会を大切にしてきました。葛藤しながらも、コロナ禍でオンライン形式に変えたのは、普段通りのスケジュールが志望者の不安を払拭すると判断したから。説明会の一部を参加者全員の「顔出し、音声あり」の座談会形式に変えたのは、質問者の反応を見ながらより丁寧に対応したいと思ったから。面接前に緊張をほぐせるように声をかけるのは、普段通りの力を出してもらいたいと願っているからです。

　生駒市の職員は、自分の仕事に責任を持って働いている人ばかり。採用説明会や採用広報のインタビューを通じて、やりがいや想いを聞く機会に恵まれました。自分の仕事にもアイデアをくれる人もいれば、実現できる方法を考えてくれる人もいて、サポートし合える関係が組織の良さだと実感しています。

　採用をいっしょに担当する先輩が、受験生から「〇〇さんみたいになりたいです」って言われて、すごく嬉しそうでした。先輩の想いが伝わって、僕も嬉しかったです。働く人の魅力も含めて、生駒市への理解を深めてもらうことができるように、改善を続けたいと思っています。

　人事課　田中　望視