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あしあと

    DX人材 座談会

    • [更新日:2023年9月27日]

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    左から 人事課担当者、泉川さん(プロジェクトマネージャ)、森本さん(CDO補佐官)、近藤さん(システムアーキテクト)



    1.生駒市を選んだ理由、仕事内容


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    森本さん:私は生駒市出身で、子どもの頃からジュニアリーダーやあすなろ会への参加など、市の活動に興味を持って関わってきました。学校卒業後は東京で就職したため10年ほど生駒を離れましたが、その後何度かの転職で生駒に戻ってきて。生まれ育った地元で暮らす中で、再び地元に貢献したいと考えていたところ、たまたまSNSの広告で生駒市のCDO補佐官募集の記事が目にとまり、応募しました。
    生駒市として初めてのCDO補佐官募集であったことと、自分のデジタル・ITの知見を活かせること、そしてゼロベースで始められることに魅力を感じました。もちろん道なき道を行くので大変だと十分予想されましたが、自分が持っているものが地元に役立つのであればやってみたいと思いました。
    そういった経緯で昨年度からCDO補佐官を務めており、現在はCDO(市長)のもとで横断的なDXの推進に取り組んでいます。


    近藤さん:私はずっと民間企業で働いており、現在は神奈川県在住です。ですが、生まれも育ちも奈良で、生駒になじみがあったのと公共領域に興味があり、転職サイトでシステムアーキテクト募集記事を見て応募しました。 
    今はデジタルで生駒市をどうしたいという議論から、システムのグランドデザインはどうしようか、どう解決しようかというフェーズに入っています。

    泉川さん:私は民間企業向けのコンサルティングが本業ですが、日本を地方から元気にしていきたいという気持ちがずっとありました。また、地方創生について大学で教えてきましたが、コンサルも大学教員も、立場としては『外の人』なんですね。『外の人』という立場にもよさはあるのですが、しっかり組織の中に入り込んで内側からどう変えていくかが非常に大事なことと思ったので、中の人として取り組めることが一番の応募動機でした。 仕事内容は、プロジェクトマネージャーとして、各DXプロジェクトの進捗・課題管理に加えて、プロジェクト間の橋渡しを行うことです。

    2.日々の業務の流れ


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    森本さん:私は非常勤のため、必要に応じて登庁し、市長を含む関係者と検討や協議を行っています。いわゆるテレワークも可能で活用していますが、私の場合は関係者と話すことが中心なので、できるだけ登庁して話すようにしています。

    近藤さん:週に1回、登庁して他の日はオンラインで対応しています。具体的な仕事は各課の話を聞いて、プロジェクトに反映させるアウトプット作業です。今は泉川さんと同じようなことをやっていて、これから元々のミッションに分かれていく感じかと。

    泉川さん:私は本業が別にあり、市役所の業務にはリモートで時間を作りながら取り組んでいます。また、金曜日は対面で打合せをしたり、現場でなければできない作業を進めたりしています。現在は近藤さんと仕事の垣根がない感じなのですが、プロジェクトマネージャーとして原課の進捗管理などのサポートをして、新たなプロジェクトの立ち上げに向けて検討を進めている最中です。

    3.今後の業務展開、DX推進担当に求めるもの


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    森本さん:昨年度と本年度で課題の分析や整理ができたので、来年度はそれに基づき実際に現場で課題解決を進めていきたいと考えています。今回はその現場での課題解決を担うDX推進担当を募集します。募集人数の規模は従来になく大きいですが、これは「課題解決を一気に、全庁横断で行う」という背景と意思からです。
    DX推進担当が現場でシステムやツールを導入するだけではなく、現場の担当者(職員)や関係者も同じようにシステムやツールを使えるようになることも大事だと考えています。そのためDX推進担当者が担うのは、「持って行って、定着させる」。その二つです。


    近藤さん:人に依存せず、原課で積み上げてきた知識やノウハウを異動してきた人がすぐに使えるような仕組みを定着させていきたいですね。私たちはグランドデザインを書く人、プロジェクトマネジメントをする人、アーキテクチャを考える人として、実装もできますが3人分の動きしかできない。ですので、専門家でなくても使えるシステムを、専門家ではない人が各課に定着しに行くのが今回のDX推進担当の採用のポイントです。どうやって定着させたら良いのか、もしくは入庁いただいた方にDXのノウハウを継承する方法は、私たちが今、一生懸命考えているところです。

    泉川さん:今2人にお話しいただきましたが、原課の業務をちゃんと理解して、実際に使って定着させる。そこが非常に難しくて手間も時間もかかるのではないかと思います。
    今回採用するDX推進担当者は、しっかり課に入り込んで、原課の人と一緒に使い方を考えるとか、この機能を使えばこう効率化できるんだ、そういった気付きを得ながら前に進んでいける方でしたら、ご活躍していただけると思います。

    森本さん:DX推進担当者は、最低限のパソコンの基本操作ができればよく、決して高度な専門知識を必要としません。もちろんあれば強みになるので歓迎しますが。
    それよりも大切なことは私たちの想いを理解し、現場で折れずに進められること。実際に現場へ行くと、システムやツールの導入が容易ではない様々な問題点が出てくると予想されます。そのような状況でも簡単に諦めず、現場の職員と前向きな解決策を話して私たちへフィードバックする、更にはそれを他のDX推進担当へ横展開してみよう、と常に前向きに進められることが必要だと思います。

    近藤さん:ITの知識よりもコミュニケーション能力が大事。相手の話をちゃんと聞き取り理解することが求められます。

    泉川さん:コミュニケーション能力が一番重要で、お互いの意見を理解し合いながら進めることが大切ですね。

    4.生駒市で働いて


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    森本さん:働く前は、外から来た自身に対して抵抗感があるだろうな、と想像していました。でも、働いてみると全然そのようなことはなく、市長を含め職員全員が本当に「みんなでやろう」「やらなければならない」というスタンスで、いい意味で裏切られました。
     ただ全員のスタンスや想いが一致していても、目の前の具体的な業務に対する判断では、その責任感から安全側に倒すことが非常に多いです。この点は「作りながら動かす」というITとの親和性が悪く、とても苦労しているのが現実です。


    近藤さん:市役所の仕事は民間企業と違い、100%の品質が求められているのだと。そのため、結果保守的にならざるを得ないと感じました。生駒市で働く皆さんが、仕事をたくさん持たれている中で、デジタルで新たな業務改善を、と言われても既存業務の対応が優先されるのは当たり前です。
    去年からデジタル化のヒアリングを行い、何かやろうとしていると徐々に雰囲気が醸成されてきたと思います。今回の大量募集は本気で取り組む姿勢を示すメッセージです。

    泉川さん:デジタル化には、例えば個人情報漏洩とか様々なリスクがつきまといますが、具体的なリスクを洗い出し、コントロール方法をしっかり考えながら進めていければ、ちょっとずつ変えていけるところがあると思っています。
    仕事においては信頼関係や対面でのコミュニケーションの重要性を感じています。本業ではコロナ禍もあって、顔を合わせないまま大規模なプロジェクトを進める場合もあり、相手のことをよく知らないままやりきることも多くありました。でも、生駒市では同じやり方ではうまくいかないと思っています。

    近藤さん:行政と民間は根本的な考え方が違っていますが、両方の中間地点はどこなんだろうと。みんなが気持ちよく仕事ができるのを模索するのも新たなテーマと思います。
    今後人口も税収も減って、職員数も減っていくでしょう。でも市民サービスの質は落とせない。
    業務の継続性と高いサービスレベルを保つために、IT化や業務の標準化が必要で、危機感を持って対応するべきだと考えています。
    庁内と市民サービスの底上げが私たちの横断的なミッションなので、着実に1歩ずつ進めるように今回の採用は重要だと思っています。


    お問い合わせ

    生駒市総務部人事課

    電話: 0743-74-1111 内線(採用係:4280、人材育成係:4262、給与係:4271)

    ファクス: 0743-74-9100

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    [公開日:2023年9月28日]

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