水道水における有機フッ素化合物(PFAS)について
- [更新日:2024年6月19日]
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物であり、1万種類以上の物質があるとされています。代表的なものとしてPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。水や油をはじく、熱に強い、薬品に強いなどの特性があるため、撥水・撥油剤、消火剤など幅広く使われてきました。しかし環境中で分解されにくく、蓄積性が高い物質であることから、現在では国内での製造や使用は禁止されています。
国では、水道法に基づく水質基準項目ではありませんが、「PFOS及びPFOA」について、水質管理上留意すべき項目として令和2年度から水質管理目標設定項目に追加し、暫定目標値としてそれらの合算値で50ng/L以下と定めました。
生駒市では、浄水場出口において「PFOS及びPFOA」について、水質検査を毎年1回実施しております。
下記に示す水質試験結果の表のとおり、浄水場出口における水道水の「PFOS及びPFOA」の濃度は、国が定める暫定目標値(50ng/L)を下回っており、水道水の安全性は確認されております。
今後も、安心して飲んでいただけるよう監視を継続するとともに、水質結果については、水道法に基づく水質基準もあわせて「水質検査計画」にも毎年掲載しております。
検査年度 | 基準値 | 山崎浄水場 | 真弓浄水場 |
---|---|---|---|
令和2年度 | 50ng/L | - | 12ng/L |
令和3年度 | 50ng/L | 31ng/L | 14ng/L |
令和4年度 | 50ng/L | 23ng/L | 14ng/L |
令和5年度 | 50ng/L | 22ng/L | 16ng/L |