ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

検索

サイト内検索

現在位置

  • ホーム
  • カワバタモロコ保護活動のページ

あしあと

    カワバタモロコ保護活動のページ

    • [更新日:2023年6月15日]

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

     

    生駒市で、絶滅危惧種カワバタモロコが発見されました!

     平成26年の夏、市内のため池で、絶滅のおそれのある希少(注1)淡水魚カワバタモロコが見つかりました。カワバタモロコは、環境省のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物リスト)で、絶滅危惧種1B類(注2)に指定されています。この魚は、里山を象徴する魚といわれており、昔ながらの水田生態系が維持されている場所にしか生息していません。発見されたため池も、維持管理する人たちの努力によって豊かな自然環境がしっかりと保たれていたのです。

    注1 少なくて珍しいこと

    注2 近い将来における野生での絶滅の危険性が高い種

    カワバタモロコはこんな魚!

     カワバタモロコは、日本固有の淡水魚で、世界中を探しても日本を除いてどこにもいない魚です。主な特徴をみてみましょう。

     分類:コイ目・コイ科

     体長:3cm~6cm程度

     特徴:日本産淡水魚類の中で最も小型。メスがオスより大きい。体側に薄い黒線がある。1年で成熟し、寿命は約3年。繁殖時期の5~7月にオスの体色が金色になる。

    カワバタモロコ保護活動を開始!

     カワバタモロコは、かつてはどこにでも見られた魚でしたが、外来種(注3)の放流、里山や水田の荒廃などが原因で姿を消していきました。また、調査や保全の取組みが殆どなく、保護しなければ絶滅する可能性がありました。

     豊かな自然環境に恵まれた住宅都市として発展してきた生駒市では、今ある自然を守り、希少種を含む生きものとの共生をふまえた地域環境づくりが必要でした。そこで、発見されたカワバタモロコを市における生物多様性の象徴的存在と位置づけ、地域における環境保全の機運を盛り上げるきっかけとしてカワバタモロコの保護活動を開始しました。

    注3  もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物

    活動の主体

     カワバタモロコ保護活動は、市民ボランティア、研究機関(近畿大学農学部)、行政の三者で取り組んでいます。希少種を扱うことから、豊富な専門知識をもった近畿大学農学部水圏生態学研究室の指導のもと、慎重に活動を進めています。

    これまでの活動

     カワバタモロコ保護活動キックオフ宣言記念講演

     平成27年3月29日、北コミュニティセンターISTAはばたきにて、カワバタモロコ保護活動をスタートすることを宣言しました。当日は、キックオフを記念して近畿大学農学部の細谷和海先生をお招きし、「地域で育む生きもののつながり」をテーマとしたご講演をいただきました。幅広い年代の40名近くの方にお越しいただき、一人ひとりが生きものとの共生のためにできることを考えてもらうきっかけとなりました。

    カワバタモロコ保護活動キックオフ宣言文(PDF:72.7KB)

    Adobe Reader の入手
    PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

     ボランティアの学習

     集まったボランティアは、近畿大学の講義等をとおして、カワバタモロコの特性などを学習しながら保護活動を行っています。

     エコパーク21(水槽、ビオトープ

     現在、エコパーク21内のビオトープと、建物の中にある水槽でカワバタモロコを保護しています。ぜひ一度見に来てください。

     高山町地内ため池

     カワバタモロコが姿を消してしまった大きな要因の一つは、外来種が違法に放流されているためです。将来的に、カワバタモロコを放流し、保護池として活用しようと計画している市所有のため池では、草刈りや外来種を取り除く作業等を行い、環境整備を進めています。

    第63回魚類自然史研究会が開催されました。

    平成28年10月29日(土曜日)~30日(日曜日)にエコパーク21において、第63回魚類自然史研究会が開催されました。当日は70名を超える参加者があり、高校生、大学生、ボランティアの方など、たくさんの方々が研究の成果を発表されました。

    2日目は午前中は研究発表、午後は高山竹林園内の池に移動し、現地見学及び意見交換を行いました。今はまだ、この池にカワバタモロコを放流することができませんが、草刈、外来種を取り除いて整備し、いずれは放流したいと思っています。

    ご挨拶の写真

    近畿大学農学部教授、細谷先生のご挨拶

    研究発表1

    小学生ボランティアの研究発表です。

    研究発表2
    研究発表3

    ボランティアリーダーの発表です。

    研究発表4

    その後、高山町地内の池でエクスカーション。いずれは

    カワバタモロコを放流できるように整備しています。

    お問い合わせ

    生駒市地域活力創生部環境保全課

    電話: 0743-74-1111 内線(事業係:2361、施設係:2370、保全係:2382)

    ファクス: 0743-75-8125

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム

    [公開日:2023年6月15日]

    ID:3782