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あしあと

    第9回ゆるっとボランティア開催後記

    • [更新日:2022年11月18日]

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    ~趣味と健康~高齢者サロンへGO!

    令和4年9月17日(土曜日)

    健康で長生きしたい!

    人と会っておしゃべりするだけで、健康寿命が延びていきます。趣味や楽しいことに取り組んでいるとなおさらです。

    ゆるっとボランティア9回目は、高齢者の健康寿命を地域で支えているサロンの運営者さんと、園芸や脳トレなど楽しいことを提供することで活躍している団体を講師にお招きして、楽しい時間を過ごしました。

    参加者

    15名(内5名は地域包括支援センターの職員さんでした)

    講師陣3名・ふぉとボランティア生駒2名・ららポートスタッフ


    講師陣の紹介

    つどい場"笑" 崎谷さん

    崎谷さん

    つどい場"笑"は、高齢者の弧食に目を向け「食べる」ことの重要性と「喋る」ことが健康につながることを、サロンでの支え合いを通じて実践している団体です。
    今回はサロンでの活動についてと、高齢者ご本人だけでなく、ご家族との関わりについてなどのお話をしてくださいました。


    いこまグリーンフレンド 北野さん  橋本さん

    北野さん
    橋本さん

    いこまグリーンフレンドは「癒しの園芸活動」で介護事業所やサロンを訪問しています。
    季節に応じて、四季を感じられるオリジナル作品を皆さんに提供しています。
    また、園芸活動だけでなく、脳トレにもなる体操やゲームで楽しい時間をクリエイトしています。
    今回は小さな多肉植物を使ったかわいい寄せ植えと、楽しいレクリエーションを紹介してくださいました。

    2022年奈良介護大賞 あたたか介護賞を受賞されました!


    つどい場"笑"で大事にしていること「第一は食事」

    顔なじみの仲間と同じ時間を過ごす!

    高齢者の方は家族さんとの同居もありますが、日中はほぼ独居なんです。

    一人でご飯を食べるなら、集まって顔なじみの人たちと食べませんか?ということからサロンを始めました。

    人間 最後まで「食べる」ということはついてきます。

    食力「くいりき」=楽しんで食べることで体に力が湧いてくる!しっかり食べられる人は健康だということを実感しています。


    古民家サロン

    地域も年齢も制限なし!

    自分の足で行きたいところに行く・・・という場所に定着しています。

    一度来ていただくと、ほんとに長い間お付き合いさせていただいています。

    毎回タクシーで通ってくれていた人もいました。「一人でポツンと食べてるよりは、ここへきて顔なじみと一緒に喋りながら楽しく食事できる方が良いよ」と5年くらいずっと来てくれていたんですよ。


    無理な時は無理と言って~

    助けられ上手

    高齢者の皆さんのちょっとした手助けをするボランティアグループ「お助け隊」を立ち上げましたが、「こんな活動があるから使ってくださいね」と話をしても、皆さん自分で頑張っていたいから「いえいえまだまだ大丈夫ですよ」とおっしゃいます。
    頑張れるから一人暮らしができているんですが、もっと 助けられ上手 になって欲しいなと思います。

    どこで何を聞いたらいいかわからない時は・・・

    何か不安を感じることがあった時「役所に突然行っても何を聞いたらいいのかわからない」「地域包括さんもあるけれど、そこへ行って私は何を相談したらいいの?」と皆さんおっしゃいます。

    そんな時は家族も交えてこれからどうしていきたいですか?という話をさせてもらいます。
    困っている時に【誰に何をどうしてもらえるのか】また、地域包括支援センターで【何をどう聞けば良いのか】なんかも伝えていますので、気軽に相談して欲しいです。


    崎谷さん2

     

    色々な立場の人が支え合える場所に

    家族さんと繋がれてよかった

    高齢者ご本人だけでなく、ご家族ともつながっていることで、気軽に相談にも来ていだけるし、ご近所の方ならご家族でなくても「ちょっとあの人心配なんだけど・・・」という声も聞かせてもらえるので、地域で見守っていくことができています。

    顔なじみと見慣れた景色の中で、1日でも長く楽しく過ごしていただきたいと思っています。


    他のボランティア団体の力も借りて

    自分たちが調理に集中しているときに、傾聴ボランティアほほえみがえし「生駒」の皆さんが話し相手をしていてくれたり、「パプリカ」さんという音楽グループが演奏をして楽しませてくれたりするので、自分たちも楽しんで活動ができています。
    知らないボランティアさんたちが関わってくれることで、高齢者さんたちには刺激になって、楽しんでいただける時間が増えています。


    子育てに疲れたお母さんも来て欲しい

    高齢者の方って、子どもが大好きなんです。
    コロナ禍で行く場所が無くて、娘が子連れで来ていた時に、スタッフは「ゆっくりご飯食べ~」と言って子どもの面倒を見てくれるし、参加者も子どもに会えることを楽しみに通ってくれて、その子の成長を家族以上に喜んでくれていました。
    子どもは可愛いけれど、24時間つきっきりなら子育てに疲れてしまいますよね。そんな時、無償で褒めてくれて喜んでもらえると、やっぱり自分の子は可愛い存在なんだと思い出させてもらえます。

    そうすると、お互いにまた頑張れるのかな?って思えるんですよね。


    10月から火曜・金曜にサロンを再開しています。

    自治会館でのサロンの目標

    「あれやるな・・・これやるな・・・と言われるのが辛いねん~今まで頑張ってやれてたのに・・・」とおっしゃる人の「頑張ってやれてたもの」を1日でも長くやっていただけるような支援・助け合いをしていくのが一番の目標です。


    「お助け隊」を使うことは悪いことではありません!
    だれかと関わることが大切だということを、まずは知ってもらいたいと思っています。
    高齢者の方と関わっていると、その人の表情や話し方でいつもと違うことが感じられたり、次にどこに繋いであげたらいいかがわかったりします。そういう支え合いをしていきたいんです。

    介護施設でない良さ

    10時~13時 自分で来たいなと思った時、来れる時間に来ていただける所です。自由なんです、ホントに。
    買い物のついでにでも、寄っていただけるので、良かったら来てくださいね。


    古民家コンサート

    プロの演奏者にコンサートをしていただいた後に、お茶とデザートを出しています。
    春から復活しますので、是非聞きに来てください!

    古民家コンサート

    多肉植物でかわいい寄せ植えを作りましょう

    まずは、折り紙で金魚

    金魚の作り方は橋本さんが担当してくださいました。

    まずは、普通サイズの折り紙で練習!最終的には16分の1サイズの折り紙で金魚を作成しました。


    北野さん2

     

    ネルソルで土台作り

    「ネルソル」って知ってますか?
    ネルソルに水を加減しながら加えて練っていくと、ネバネバの土に変わります。3日ほどしたらカチカチに固まりますが、多肉植物はこれで育つんです。

    多肉植物について

    多肉植物は葉っぱの中に水分・養分が含まれていて、1週間か10日くらいに一度霧吹き程度の水をあげるだけで育ちます。
    室内でずっと飾っていたら、今のいろいろな色が幾分か緑がかった色になります。冬になって寒さが来ると葉っぱの色は赤や黄色やオレンジ色に変わるんです。これが多肉植物の魅力です!

    これを皆さんに楽しんでいただきたいと思っています。

    背が高くて器の中からはみ出しそうな植物はカットして構いません。
    ほふく性植物(垂れ下がっている植物)の下には糸のような細い根が出ています。
    器に対して長い場合には、茎のところで切って土に差し込むと、2本3本と増えていきます。器の中で大きく育つので、小さく切っても大丈夫です。


    寄せ植えの基本

    1. ネルソルは器の真ん中に山になるように入れます。
    2. 多肉植物はピンセットを使って植えると植えやすいです。
    3. 高さのある植物は後ろまたは中央に、小さい植物は周りに差し込むように入れます。
    4. ほふく性植物は垂れ下がってくることを考えて植えていくと可愛いですよ。
    寄せ植え1
    寄せ植え2
    寄せ植え3
    寄せ植え4

    周りにカラーシェルを散りばめて、金魚を飾れば出来上がり!
    皆さん可愛く素敵な作品に仕上がりました。

     

    脳トレゲームをやってみよう!

    介護施設 高齢者施設 障がい者施設やサロンなどに訪問して、植物の寄せ植えの後には必ず手作りのゲームをして楽しんでいるんですよ。


    赤白旗揚げゲーム

    「赤あげて 白あげない・・・」軽快なテンポで赤白の旗を上げたり降ろしたり・・・
    参加者の皆さんにも旗上げコールを体験していただきました。

    赤白の旗は、もちろん北野さんの手づくりです!


    旗揚げゲーム

    字の色を答えるゲーム

    大学の先生が考案した脳トレゲームです。
    うちわに赤色で書かれた「青」という字 黄色で書かれた「緑」という字など、その漢字の意味と色が異なるうちわを見て、漢字の読み方ではなく素早くを答えるゲームです。

    スピードを上げると混乱します!すごく脳のトレーニングになりますよ。


    身体を動かしながら歌を歌いましょう!

    次はグーとチョキを作りながら、でんでん虫の歌います。
    右手はグー、左手はチョキ グーはチョキの上に置いて両手でカタツムリを作ります。

    グーとチョキを交互に変えながら歌っていきます。
    こうして歌を歌いながら身体を動かすと脳を刺激して元気になっていただけると思います。


    歌体操1
    歌体操2

    替え歌を歌いましょう

    「りんごの歌」に合わせて替え歌を歌います。


    歌う前に笑顔になりましょう!
    日ごろ笑顔になっていますか?1日30回笑顔になることで脳は活性化され、元気になれると言われています。無表情でいると、なかなか笑顔が出なくなるとも言われているんです。

    花を見て「かわいい」とニコっとする。
    また、お子さんや散歩の犬を見てスッと笑顔になる、ということが脳を刺激します。

    朝起きた時、顔を洗いますよね。その時鏡の前で笑顔になってみてください。1日元気に過ごせます。
    脳トレで算数をしたり、身体を動かしたりということはよくしていると思いますが、今日のように寄せ植えをして作ったものに対して笑顔になるというのも脳が活性化されて、とても良いことなんです。


    参加者の声

    • とても楽しかった。
    • 植物が好きなので、家でもサロンでもまたやってみたい。
    • 地域で花植え活動をしているので、仲間と一緒に話をしながら楽しんで続けていきたい。
    • 寄せ植えの作品集がとても素敵だった。

    などの感想をいただきました。


    今回、ご参加くださった地域包括支援センターの職員と繋がっていただいたことで、いこまグリーンフレンドさんがデイサービスでの寄せ植え活動をしてくださることになりました。

    また、参加者の中から直近の寄せ植え活動のお手伝いに行ってくださる人も現れました。

    こうして皆さんが繋がってくださった事がとても嬉しいです。

    この開催後記を読んで、ご興味のある人は是非ご連絡ください。お待ちしております~

    お問い合わせ

    生駒市地域活力創生部市民活動推進センター

    電話: 0743-75-6000

    ファクス: 0743-75-0151

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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    [公開日:2022年11月18日]

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