（最終報）富雄川及び中村川の着色水について

令和7年6月11日（水曜日）午後2時頃、高山町付近の富雄川の水が青色になる事象が発生しました。 

河川水を分析した奈良県による結果が出ましたので、下記のとおりお知らせします。

 1 原因 廃業した事業所内の物品の片付けを依頼された人が、事業所内に保管していた顔料を排水口に 流し、これが河川に排水されたことによって、河川水が着色したものです。顔料の主成分は、銅顔 料、界面活性剤などが含まれています。

 2 検査箇所 発生源付近の中村川水域及び富雄川の市域界で採水を実施し、検査を行いました。

 3 検査項目等 6月12日（木曜日）午前及び午後に河川巡視を行い、泡立ちや水の着色がないことを確認するとともに、 以下の項目についてパックテスト(簡易テスト)等を行い、いずれも異常値はありませんでした。

 遊離シアン、溶存酸素、硫化物（硫化水素）、COD、残留塩素（遊離）、六価クロム、アンモニウム （排水）、鉄、pH、 なお、顔料に含まれている銅については、奈良県が検査を行い「農業用水の要望水質」に基づく基 準値以下であることを確認しています。

 4  市の対応 現在の水質について異常は確認されませんでしたので、農業用水への利用の注意喚起を解除し ました。