官民連携でリスキリング・再就職を託児サポートも付けて支援 ~応募倍率3.2倍!教育NFTを活用した仕組みで受講を無償に~
- [更新日:2024年5月23日]
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本市は、NFT(注釈1)を活用してデジタル・リスキリングを無償化し、再就職を支援する仕組み「ONGAESHI(オンガエシ)」を国内で運営するInstitution for a Global Society株式会社(以下、「IGS社」)と連携し、主に子育て中の女性に向けて「初めての人のためのITエンジニア講座」(以下、「本講座」)を6月から開講します。
本講座では、仕事や家事、育児で忙しい人でもチャレンジしやすいように、eラーニング(オンライン学習)を基本としながら、2回の対面式の集合研修においては託児サポートも行います。受講者を4月から募集した結果、定員30名に対して95名の応募がありました(倍率3.2倍)。参加者36名(注釈2)のうち14名が託児サポートを希望しており、育児に忙しい人が学び、再就職するシーンで周囲のサポートが必要なことが浮き彫りになりました。
これは、誰もが生涯に渡って学び続け、その力を社会に生かすことができるよう取り組む本市の生涯学習事業の一環として行うもので、IGS社から生駒市協創対話窓口を通じて実証実験の提案があり実施するものです。
(注釈1):Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略称で、ブロックチェーン技術を活用した偽造・改ざん不能のデジタルデータ。
(注釈2):応募者多数のため、より多くの方に参加いただけるよう座席調整を行いました。


目的と背景
本市は大阪へのアクセスの良さもあり市町村別の県外就業率が51.5%(注釈3)と県内で最も高く、また、女性の市内就労の維持向上を目標の一つに掲げています。これらの課題を背景に、本市とIGS社は官民連携し、「ONGAESHI」の仕組みを活用することで主に子育て中の女性に向けたリスキリング機会の提供を行います。またIGS社としては、この取り組みを通して、NFTを活用することで地域社会に持続的に教育資金を流入できるかといった検証をすることも目的にしています。
(注釈3):https://www.pref.nara.jp/secure/230173/r2zyugyouchi_gaiyou.pdf

講座の特徴
- 学習期間:約1か月間(2024年6月1日~7月7日)
- eラーニングは、自宅等で参加者のペースで進められる
- 4回の集合研修は、ワークショップ形式で仲間づくりができる
- 対面の集合研修には、託児サポートあり
- 受講後の就職支援は、生駒市近郊の企業やテレワークが可能な企業を紹介


「ONGAESHI」の仕組み
受講者が無償で学んで再就職・転職ができる背景には、受講者一人ひとりに対して学びのスポンサーがつくことで、費用が賄われる「連帯貢献システム」があります。
スポンサーが受講者の代わりにNFT化された講座受講権を購入し、受講者に無償で提供。講座受講権が提供された受講者が学んで就職すると、支援したスポンサーには人材育成の連帯貢献金(トークン)が付与される仕組みです。
詳細はこちら:https://www.ongaeshi-pj.com/

「生駒市協創対話窓口」について
令和2年3月に設置した公民連携のワンストップ窓口です。民間と行政が相互理解を進め、アイデアを出し合い、強みを掛け合わすことで、地域課題の解決や新たな価値創造を協創によって実現することを目指しています。
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生駒市生涯学習部生涯学習課
電話: 0743-74-1111 内線(生涯学習係:3710、文化振興係:3722、青少年係:3731)
ファクス: 0743-74-9100
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