市内路線バス4路線を財政支援 運行継続が決定
- [更新日:2024年3月15日]
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市内路線バス4路線を財政支援 運行継続が決定 生駒市と奈良交通株式会社が連携強化に関する協定を締結
令和4年3月に奈良交通株式会社から廃止・見直しの提案があった「ひかりが丘住宅線」「生駒ニュータウン線」など市内バス4路線は、今後も運行が継続されることに決定しました。対象路線の年間赤字額約3,000万円は、国等の補助制度を最大限活用しながら本市が財政支援します。具体的な支援方法や補填内容については、奈良交通株式会社などの関係者と今後検討を進めていく予定です。
これまで対象路線においては、沿線ごとに地域住民・バス事業者・行政の3者による協議や利用促進などの取組みに加え、生駒市地域公共交通活性化協議会で運行継続に向けた検討を進めてきました。バスの利用者は増加傾向にあり収支改善の兆しも見えてきましたが、収支均衡が図られるように市が支援し、市民の皆さんの移動の不安を解消することが必要だと判断しました。
本日3月15日(金曜日)に奈良交通株式会社と協定を締結し、より一層連携を強化・協力して持続可能なバスネットワークの形成に取組んでいきます。
利用者が減少すれば、路線再編について再度議論する必要が生じるため、引き続きバス100円DAY等のイベントの実施など利用啓発やそのほかの利用増進策の検討によって、安定した公共交通サービスの提供につとめます。
連携・協定する内容
- 持続可能な市内バスネットワークの確保に関すること
- 路線バス利用促進に関すること
- ドライバー不足の解消に関すること
- バス利用環境の向上に関すること
- 1から4の実施に係る、本市からの財政支援の実施に関すること
- その他、目的の達成に寄与する事項に関すること
連携協定に基づく主な取組み
- ポスターコンクール等、ひかりが丘住宅線、生駒ニュータウン線、北田原線の3者協議を中心とした利用促進
- 富雄庄田線の利便増進方策や運行費用の補填に向けた検討
- 富雄庄田線バス停上屋整備(3か所)によるバス利用環境の向上
奈良交通株式会社路線バスに関する令和6年度の本市の取組み
- 生駒市地域公共交通活性化事業 【予算額】8,885千円
ひかりが丘住宅線、生駒ニュータウン線、北田原線の地域住民・バス事業者・行政の3者協議の運営、富雄庄田線の利便増進方策や運行費用の補填に向けた検討をします。 - 転入者等に対する地域公共交通の意識啓発 【予算額】2,711千円
新規転入者等に対し、市内交通マップを作成し、公共交通の利用を案内します。 - バス運賃100円DAY 【予算額4,408千円】
R5年度に引き続き、市内で開催されるイベントと合わせ年間3回実施予定です。 - バスロゲイニング企画・運営 【予算額】500千円
制限時間内に市内の観光名所などのチェックポイントの写真を撮りながら、バスを利用して市内を巡るイベントを開催します。 - 職員の路線バス利用促進 【予算額250千円】
日常業務における職員の市内移動について、路線バスの利用を促進します。