一緒に活動してくれる人を探している人へ
- [更新日:2022年5月12日]
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「活動を始める前に、共感してくれる人を見つけたい。」
「活動を始めたけど、仲間が増えずに困っている。」
この悩みは、まち活(市民公益活動)を始めたら必ずと言っていい程立ちはだかる壁と言われています。
このページでは、そのような悩みにぶち当たる理由と、それを解決するヒントをご紹介します。

活動者が増えない理由
一緒に活動してくれる人が増えないのには、理由があります。
活動者が増えない2つの理由
- 協力を必要としていることを伝えていない
- 伝え方がうまくいっておらず、認知されていない

協力を必要としていることを伝えていない
団体の活動を始めて、最初は小さな成功体験を経験したメンバー。
もっとアイデアが広がって、何か違うことをしたいと思っても
今までのメンバーで運営していくのには負担がかかりますよね。
メンバーを増やすことを考えだしたこの時期に、一つ目の関門が立ちふさがります。
それは、協力を必要としていることを伝えられないということ。
立ち上げ時のメンバーと違って、新たに加わってもらう協力者はゲストとして迎えたくなるもの。
ゲストだと躊躇してしまうと、一緒に物事を進めていくこともお願いしづらくなってしまいます。
協力を必要としているのに、協力を求められない。
いざ協力してくれる人が出てきてくれても、お願いができない。
これが協力を必要としていることを伝えていない状況です。

伝え方がうまくいっておらず、認知されていない
「協力を必要としていることをしっかり伝えよう」
団体内で話し合ってそう決まった皆さん。
協力者を募るために、作成したチラシ。
そこにはこんな情報が書かれていました。
よくある募集チラシの中身
- 私たちと活動しませんか?というタイトル
- 主な活動日
- 主な活動場所
- 団体名と連絡先
- 活動の概要
それでもなかなか人は集まりません。
これは、伝える気持ちはあるものの、伝える情報と伝える手段を間違っているのが原因です。

活動者を増やすには

人に頼る姿勢をしっかりと伝える
一つ目の協力を必要としていることを伝えていないという問題。
この問題を解決するには、しっかりと人に頼る姿勢を見せることが重要だと言えます。
皆さんが活動を始めたのは、人や街の役に立ちたいと思ったからではないでしょうか。
同じように、これから協力者になってくれる人に対して、この団体と一緒に、人や街の役に立ちたいと思ってもらう。
これが最も重要なモチベーションです。
このモチベーション、実は、協力者になってくれたあともとても大事なんです。
まち活の原動力、その多くは人に感謝されることや、他の人から必要とされているという事実。
この事実をしっかりと感じてもらうことが、活動のモチベーション維持に繋がります。
協力者の姿勢によっては、短期のサポートやゲストとしてお願いすることの方が良い場合もあります。
その時は、協力者に無理をさせない範囲を聞いて、できる範囲のことをしてもらってくださいね。

活動の「目的」をはっきりさせる
主に自分のために活動するサークルや趣味活動と違い、ボランティア・まち活動は人や街の役に立つことをしています。
その分、正直しんどい事もあるでしょう。
それでも活動しているのは「○○を解決するために頑張っている=目的」からではないでしょうか。
この目的をしっかりと打ち出すことで、協力者の共感を得られる可能性が上がります。
まずは、自分達の活動の目的が何なのか、団体内で再確認することをすすめています。

活動に共感してもらえる説明をする
活動の目的を団体内で再確認できたあとは、いよいよその目的を他の人に伝えましょう。
その活動の目的に賛同してくれる人に出会えたとき、しっかりと説明できたら、その人はきっと共感してくれるはず。
共感してくれると、団体と共感者の双方にメリットがあります。
共感を得て協力してもらう3つのメリット
・団体と協力者の絆がいっそう強まる
・協力者の「人や街の役に立っている」という感情を育む
・団体内で、目的の再確認に繋がる

知ってもらうためのの資料があるとさらに良い
「共感を得ることは重要だとわかった。でも、活動の目的を伝える相手に出会えない。」
そう思われる方もいらっしゃるはず。
そういう方には、周知媒体を作ることがおすすめです。
チラシや三つ折りリーフレットのような紙媒体、団体ホームページやブログを作るなど方法は様々。
活動の目的が明確になっていると、これらの周知媒体を作るのも簡単になりますよ。

伝える相手を考える
目的を明確にして、それが分かるような資料を作った。
でもどこに配ればよいのでしょうか。
ただやみくもに配るよりも、先に行くべきところがあります。
それはもちろん、市民活動推進センターららポート。
ららポートには、ボランティア・まち活動に興味を持った人が集まる場所。
ボランティア・まち活動希望者さんが相談のために来館されることもあります。
そのような来館者さんにご紹介することもできて効率的ですよ。

最後に
いかがでしたか。
毎日精力的に活動をしていると、つい手段と目的が混ざり合ってしまうもの。
団体で話せば、団体内の意思疎通も図れて、なおかつ賛同者が増えることも。
たまには団体内で「自分達は誰(何)のために活動しているのか」ということを考え直してみませんか。