僧形八幡神坐像
奈良県指定文化財
像高44.5cm 一木造(ヒノキ) 彩色 平安時代
八幡神は宇佐八幡神で、東大寺大仏造立にあたり鎮守として勧請されるなど仏教との結びつきが深く僧形として表されます。この像は高山八幡宮の神像で、左手に数珠、右手に錫杖を執り坐す姿、素地に直に白土や朱を塗り、又眼・唇に墨描を施し、体の均整にとらわれない素朴な作風で表されています。この像を納める厨子には「文政十三年(1830)八幡宮」の墨書銘があります。
アクセス
高山町
近鉄富雄駅から庄田方面行きバス高山学校前下車北西0.3キロメートル