公慶上人関係史料
生駒市指定文化財
6点 江戸時代 貞享2年(1685)~元禄16年(1703)
江戸時代前期に東大寺大仏の修復と大仏殿の再建に半生をささげた公慶上人の活動に関わる史料です。公慶上人は、戦国時代に高山地域を支配していた鷹山氏の最後の当主・鷹山頼茂の第7子として生まれました。
公慶が法楽寺で大仏修復の大願成就と息災延命を祈願した際の願文、大仏修復のために、法楽寺の僧実盛が公慶の勧進活動に協力している様子が伺える大仏修復奉賀帳覚や証文のほか、公慶が法楽寺の僧晋盛に授けた伝法灌頂の印信と添状があります。
いずれも、公慶と法楽寺との浅からぬ関係を物語る史料であり、公慶の大仏修復・大仏殿再建活動に関わる史料として注目されます。
アクセス
高山町
近鉄富雄駅から庄田方面行きバス高山学校前下車北西0.3キロメートル