地すべり救済図絵馬
扁額 江戸時代 天保15年(1844)作 其淵藤原重暢画
鹿畑は急な崖地が多く古くから地すべりなどの災害が頻発したようです。この絵馬は、災害に遭い村の人たちが相互に助け合う姿を伝えています。画面後方には村人を守護するように地蔵菩薩と御幣が描かれていますが、御幣は村社の素盞嗚神社の祭神を表し、地蔵菩薩はかつて鹿畑に存在した神宮寺に関連するものと思われます。「天保十五甲辰年九月日/当村市三郎」の墨書銘があります。
アクセス
鹿畑町
近鉄学園前駅から高山サイエンスタウン行きバスサイエンスプラザ下車東0.5キロメートル