金比羅窯跡
1989年に西松ヶ丘児童公園の建設にともなって発掘調査を実施しました。(注 現地はすでに埋め戻されています)出土した須恵器から『宮』と刻まれた杯蓋が2点発見されました。2点の文字は同じ人にヘラで書かれています。『宮』の文字は平城宮を指すと考えられます。『宮』と刻まれた須恵器は平城京で他に13例見つかっていますが、すべて刻印によるもので、ヘラで書かれたものは見つかっていません。 市内では最古級の文字資料の発見であり、奈良時代の須恵器の生産の様子をうかがうことができるきわめて重要な発見です。
アクセス
西松ヶ丘
近鉄生駒駅北西約1.0キロメートル