生駒山北方窯跡
1987年に発掘調査を実施しました。調査では、2つの窯跡を検出しました。2号窯は保存状態が良く、窯の天井の一部と煙出しが残っていました。窯の構造を復元するうえで貴重な発見となりました。調査では、コンテナ約500箱という大量の須恵器が出土しました。須恵器の種類としては、杯身、杯蓋、皿などが圧倒的に多く、壷、甕なども多く出土しました。
また、祭祀で使われるようなミニチュアの土器も出土しました。焼かれた須恵器は平城京へ運ばれたとみられます。
アクセス
俵口町
近鉄生駒駅西北約1.5キロメートル