高山3号窯跡

奈良県立橿原考古学研究所が2001年に発掘調査を実施しました。窯の焼成室の最奥部と煙出しが残っていました。窯の大部分は谷に切られて流出してしまっているようです。焼成室の残存長1.8m、残存最大幅1.95m。焼成室の床面から須恵器が出土しました。須恵器は奈良時代後期のものですが、生駒地区の窯跡の須恵器より時期的に少し新しく、長岡京期の可能性もあります。調査担当者は大きさなどから炭窯の可能性を指摘しています。

アクセス

高山町
近鉄富雄駅北約5.6キロメートル