中菜畑・一水口遺跡8次
2003年に発掘調査を実施しました。上層遺構は中世、下層遺構は古墳時代の2層の遺構面を確認しました。
下層遺構は、竜田川の洪水によって堆積した砂層の上面に、溝が掘られていました。溝の幅1.4〜1.5m、深さ25〜50cm、溝の断面はU字型をしています。溝の中からは古墳時代の土師器や須恵器、弥生土器や石器が出土しました。溝の用途は、灌漑用の水路だと考えています。竜田川に沿った低地においても古墳時代から土地利用が進んでいたことが明らかとなりました。
アクセス
中菜畑二丁目
近鉄菜畑駅南南西400メートル