第3章 パターンによる生駒らしい景観づくり
パターン4 見渡す眺望【都市】
【生駒らしさの読み解き】 生駒らしさを感じましょう

広がりのある眺望(門前町からの眺め)
生駒の市街地は、竜田川や富雄川などの河川を中心に、山と丘陵に囲まれた谷筋に形づくられています。 このため、高台から眺めると、谷筋のコンケイブ(凹型)地形に沿って建物の屋根越しに市街地や集落を見渡すことができ、爽快な眺望が広がります。 高低差の多い地形の生駒では、思いがけず雄大な見渡す眺望に出会うことがあり、生駒ならではの景観を楽しむことができます。
【生駒らしさのために】 これだけは守りましょう
○見渡す眺望が得られる場所を大切に守りましょう。高い場所からの眺望を建物が阻害してしまわないように配慮しま しょう。 ○住宅地の開発などにより公園を計画するときには、見渡す眺望を楽しめる最も適した場所を考えましょう。 ○眺望を様々な人が楽しめるような配慮や工夫を取り入れましょう。多くの人が集まる公共性の高い場所や行き来する 道などで見晴らしが得られる場合には、特定の敷地のみが独占することのないように開放しましょう。

見渡す眺望を楽しめる四季の森公園(北大和) 生駒山への眺望を確保するために その方向には樹木を植えていない

眺望点を生み出す 建物を建てるときには眺望を楽しめる場所をつくる