庄の谷遺跡1次
2001年に発掘調査を実施し、奈良時代を中心とした遺構を検出しました。奈良時代の遺構として土坑と掘立柱建物などを検出しました。土坑は、南北約6m、東西約1.5mの楕円形で深さ5〜20cmあります。なかからは須恵器や土師器、瓦が出土しました。これらの遺構は、市内に分布する窯跡と同時期のものです。須恵器の生産等を行う集落があった可能性もあります。その他にも中世の耕作に関係する溝や土坑、近世の谷筋の川跡や掘立柱建物を検出しました。
アクセス
上町
近鉄富雄駅北3000メートル