暗峠
西畑町と大阪府東大阪市豊浦町の行政界、生駒山南の鞍部・標高455.8mにあります。奈良−大和郡山市の榁木峠からこの峠を経て枚岡−難波に至る道を暗越奈良街道といい、奈良時代から往来に使われました。『大和名所図会』には生駒山の南にある小倉山に続くので椋ケ根、又松や杉が生い茂り昼なお暗いので、暗峠と名付けたと記載されていますが、詳細はわかりません。俳人松尾芭蕉の句「菊の香にくらがり登る節句かな」、井原西鶴の著作『世間胸算用』に所収の「奈良の庭竈」に著されています。
アクセス
西畑町
近鉄南生駒駅から南西4キロメートル