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    いこまSDGsアクションネットワーク キックオフイベント

    • [更新日:2023年7月12日]

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     2021年10月7日(木曜日)、生駒市コミュニティセンターにおいて、「いこまSDGsアクションネットワーク キックオフイベント」を開催しました。
     43団体から計68名の会員にご参加いただき、ローカルSDGsの提唱者である法政大学教授の川久保俊氏の基調講演や市内外で様々な分野でSDGsに取り組まれている企業・団体によるパネルディスカッションのほか、会員同士の交流会などを実施しました。

    イベント内容

    オープニングトーク

    小紫 雅史(生駒市長)

    【講演内容】

     SDGsが目指す「誰一人取り残さない」は、行政だけで実現することは不可能で、助ける人と助けられる人を完全に固定化してしまうと、まちづくりは持続可能でなくなってしまうため「誰一人お客様にしない」という覚悟が必要になります。
     これは、本市のまちづくりの方向性でもあり、すでに市内の企業・団体の方にも取り組んでいただいてるところでもあります。
     本ネットワークは、市民や他の企業・団体と連携できることや、つながりを見つけることができる場を目指しています。自分の企業・団体の中だけでSDGsアクションに取り組むことも大切ですが、会員の持つ、技術やノウハウを活用し、市民とともにまちづくりに取り組むことが、さらなるSDGsのアクションにつながると考えています。
     そのためにも、本ネットワークでは、マッチングやセミナーの実施、取組の支援など、事業を具体化させるための仕組みを充実させ、生駒市のSDGs推進を図っていきたいと考えています。

    オープニングトークのようす

    会員登録証交付式

     加入いただいた会員の皆様に本ネットワークの登録証をお渡ししました。
     会員登録証、額縁はそれぞれ市内のSDGsに寄与する製品です。
     和紙は、市内の社会福祉法人いこま福祉会の「かざぐるま」という施設で作成いただきました。障がいのある方の就労支援を実施されており、この和紙は使用後の牛乳パックを原料に紙漉きによって1枚1枚手作業で作成いただいています。
     額縁は、生駒市の伝統工芸でもある、竹製品を製作されている、翠華園谷村弥三郎商店で作成いただきました。こちらは、茶筌の制作過程で廃材となった竹を活用したものです。

    会員登録証交付式の様子

    基調講演

    川久保 俊氏(法政大学 デザイン工学部建築学科教授)

    【講演内容】

     SDGsは世界規模(グローバル)の目標ですが、実は地域(ローカル)で取り組むことがとても重要になります。「ローカルSDGs」とは、大きなSDGsの目標を地域の実情に落とし込み、地域のリソースを活用しながら実践していくことが、結果として日本、世界のSDGs達成につながっていくという考え方です。
     また、SDGsを用いるとき、自分たちが実施している取組に該当するゴールを結び付けるだけでは不十分で、それぞれの取組の相互関係を整理しながら、17個あるゴールを用いてストーリーに仕立てていくことが重要になります。また、具体的な取り組みをするには、ゴールごとに定められたターゲットを理解することも必要です。
     さらに、取り組みを進めるうえで必要なことは発信です。自分たちの実施している取組、目指している取組などを広く発信することで、それに関心を持った人と新たなつながりが生まれます。「Platform Clover」というプラットフォームでは、自身の取組を公開できるほか、他の取組を検索することができます。また、今回のいこまSDGsアクションネットワークもまた、発信方法の一つになるので、ぜひ活用していただきたいと思います。

    基調講演のようす

    パネルディスカッション

    ○コーディネーター
     川久保 俊氏(法政大学 デザイン工学部建築学科教授)
    ○パネリスト
     溝口 雅代氏((一社)和草 代表理事)
     尾山 敬氏(近畿編針株式会社 常務取締役)
     藪内 文彦氏(JT株式会社 関西リレーション推進部 部長)
     原田 瑞穂氏 星野 奈月氏(関西学院大学 社会起業学科 株式会社Plala) 
     小紫 雅史(生駒市長)

     「SDGsに取り組むうえでの課題やその解決策」、「分野を超えての連携方法」などのテーマについて、パネリスト間で相互に質問も飛び交いながら、それぞれの活動事例を交えながらディスカッションしていただきました。
     まず、SDGsに取り組む際に意識していることとして、多くの方に共通していることは、単体の取組としてではなく、それぞれを複合的に結び付け、ストーリーを組んだり、次につなげるということでした。単発で終わり、主催者だけが満足し、地域には何も残らないということにならないよう、皆さん試行錯誤しながら取組を企画されているようです。
     また、自分たちのやりたい取組を進めていたら、それが結果的にSDGsに貢献していたという事例もあり、そういった魅力的な場所では人が集まり、新たな取組が生まれることも期待できるため、義務的にSDGsに取り組むのではなく、まずは自分たちがわくわくすることから取組を進めていくことが良いのではないかという意見もありました。
     様々な具体例を交えながらお話いただくことで、SDGsが身近なもので、自分たちの周りでも何かSDGsにつながる取り組みができるかもしれないと思えるような内容になりました。

    パネルディスカッションのようす
    パネルディスカッションのようす2

    会員交流

     様々な分野や業種・役職の会員同士で、事業の紹介や今日の気づき、抱えている課題などについてざっくばらんに議論いただきました。
     「多くの企業がSDGsに興味を持っていることを知った」「SDGsの行動が大事」といった気付きがあったというお話や、分野や業種の壁を越えて、さっそく、連携の可能性について語り合うグループも見られました。

    会員交流のようす

    お問い合わせ

    生駒市地域活力創生部SDGs推進課

    電話: 0743-74-1111 内線(SDGs推進係:2111、低炭素まちづくり推進係:2121、公民連携係:2130)

    ファクス: 0743-74-9100

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム

    [公開日:2022年6月1日]

    ID:27667