第3章 パターンによる生駒らしい景観づくり

パターン30 移ろいの風景【時間】

【生駒らしさの読み解き】 生駒らしさを感じましょう


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季節によって移ろいを見せる景観(西畑町)


 一日のうちでも昼間から夕暮れ、夜間へと時間帯によって刻一刻とまちの表情は変わっていきます。また、晴れた日と雨の日でもまちの印象は変わります。季節によっても背景の自然や人々の営みが異なるため、まちの景観も違って見えます。

 夜間には細かなところが見えないので、昼間よりもすっきりと整理された印象となります。また、照明によって印象は大きく変わります。

 雨の日などに建物や道路が濡れているときには晴れた日とは質感が異なって見えます。また空の色や陽の光の強さはまちの印象にも影響します。

 山などの自然の景観や街路樹、公園の緑は季節によって異なる表情を見せます。


【生駒らしさのために】 これだけは守りましょう


○紅葉する樹木や落葉する樹木、実のなる樹木など季節感
 を感じられる樹木、あるいは花の植栽による季節感の演
 出に配慮しましょう。
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花などで季節感を演出する(生駒駅前・元町)
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雨の日は普段の道路も印象が変わります(仲之町)

○お店などは夜の装いを考えた夜間照明を工夫しましょう。安全上必要な明るさを確保しつつも、必要以上に明るすぎ
 ず、陰影による効果的な演出を心掛けましょう。



関連するパターン・・・こちらも参照してください




 ◆コラム:緑の移ろいを景観にいかす



【生駒らしさの工夫】 こんなことやってみましょう


○道行く人が季節感を感じることができるよう、通りから
 見えるところに植栽スペースや花を飾るスペースを設け
 ましょう
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玄関先に季節感のある花を飾っている(鹿ノ台)
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里山的な植生を目指して、様々な樹種を混ぜている
○通りから見える位置に花の咲く木や実のなる木を植えて
 季節感を演出しましょう
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花のなる木、実のなる木
○お店では閉店後の見え方も意識しましょう。閉店後も
 部分的にショーケースを照らすことなども考えてみま
 しょう。
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閉店後にもショーウィンドウを照らしている
○間接照明や複数の光源を効果的に使うことで立体感を表
 現することができます。
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複数の光源で建物を立体的に演出している
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敷地内の植栽を色温度の高い光源で効果的に ライトアップしている
○石材や木材などの自然素材などを使って、時間とともに
 風合いを深まることを考えてデザインしましょう。
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時間を経て風合いが深まる(元町)

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