第3章 パターンによる生駒らしい景観づくり

パターン27 受け継がれてきたデザイン【敷地】

【生駒らしさの読み解き】 生駒らしさを感じましょう


パターンイメージ

大和棟の住宅(西菜畑町)
 奈良盆地一帯で見られる、大和棟。生駒南部の地域ではカマドのある土間の部分の屋根には煙出しを設け、防火上の理由などから一段高く本高塀(ホンタカヘイ)を設ける大和棟の形態の民家が多い。


 古くからの集落では、地域の風土に応じた暮らしの作法や生業の中で育まれ、長い時間をかけて磨き上げられてきた伝統的な形があります。それは敷地内の建物の配置であったり、建物内部の構成、立面の意匠であったりと様々なところに見られます。

 これらの必要性から生まれパターン化された「受け継がれたデザイン」は多くの地域で共通のものもあり、また地域に固有のものもあります。



【生駒らしさのために】 これだけは守りましょう


〇人々の暮らしの中で育まれパターン化されている伝統的な形態や意匠は、その背景にある意味を認識した上で尊重し
 ましょう。全面的に取り入れるばかりでなく、デザインモチーフとして一部を取り入れるなど、新たな使い方の工
 夫にも挑戦しましょう。


 ◆コラム:生駒の民家のデザイン



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【生駒らしさの工夫】 こんなことやってみましょう



○伝統的なデザインの背景には意味があることが多いもの
 です。こうした意味合いを理解して、新しい視点から捉
 え直してデザインしましょう。
パターンイメージ

○過度な装飾やデザイン手法を駆使するのではなく、シン
 プルで形態の持つ本来の美しさを表現しましょう。
パターンイメージ
伝統的な大和棟を現代の建物にアレンジして
デザインしている(上町)

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