第3章 パターンによる生駒らしい景観づくり
パターン10 人が交わる場所【地域・通り】
【生駒らしさの読み解き】 生駒らしさを感じましょう

集落では、人々がよく通るところ、使うところ、集まりやすいところなど、共同生活の中心の役目を果たす場所(辻)が自然と生まれてきました。そこには火の見櫓が置かれ、集会所や公民館があり、人々の生活を支え、また人と人が出会う場となり、ムラのつながりを意識させる重要な役目を担ってきました。
計画的に開発された住宅地も、コミュニティのまとまりを生み出す空間が意識的にデザインされています。公園や集会所、井戸端の交流が生まれるまちかどなど、コミュニティの中心となる人が交わる空間は、形を変えながらも大切な場所として受け継がれています。

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【生駒らしさのために】 これだけは守りましょう
○集落や住宅地の中に、生活を支える機能や交流できる機能を配置した、共同生活の中心(辻)をつくるように、敷地
や建物の配置や、道路・歩道の使い方、共同施設の使い方などを考えましょう。
○辻で、人々が交わり、語らい、楽しむことができるようなしかけや装置を取り入れましょう。

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【生駒らしさの工夫】 こんなことやってみましょう
○辻は人と人が交わる空間です。あまり生活感が出すぎた |
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広場に面したところに適度な目隠しや 目を楽しませる花など |
○大規模な建物を計画するときには、人と人が交わる空間をどのようにつくっていくか、についても考えてみましょ
う。
○住民とのかかわり方もあらかじめデザインされていると、長く使ってもらえるかもしれませんね。
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