第3章 パターンによる生駒らしい景観づくり
2.パターンを組み合わせた 景観づくり
景観の「パターン」は、生駒らしさを生み出すための個々の要素、つまり単語です。それらを文章のように組み合わせた「ランゲージ」によって、景観づくりの考え方を表現し、生駒らしい景観づくりを目指します。 そこで、具体的に建物を計画する場合を想定して、"パターン"を組み合わせた景観づくりの方法を紹介します。
2-1.景観づくりの手順
"パターン"を活用し、敷地周りの景観の特徴をいかした計画を考えてみましょう。 まずは、建物を建てたい敷地周辺のまちなみから、"パターン"を見つけます。このパターンが、地域らしい景観を表しています。 次に、見つけた"パターン"との関係を考えながら、建物を計画するときに敷地周りの景観づくりにどのように貢献できるのか、つまり景観づくりの考え方を決めます。 そして、景観づくりの考え方に沿って、様々な"パターン"を組み合わせながら建物を計画します。 次ページから、具体的な進め方を紹介します。