第2章 生駒らしい景観の特性
(1)にぎわいの空気
1)かつての面影を偲ばせる参道の景観
生駒駅がつくられ、宝山寺に参詣する人が増えると、参道を中心に旅館や土産物屋、飲食店など参詣者をもてなすためのお店が軒を連ねました。
今でも、5~6mの幅の道路沿いに、花街の名残を留める和風建築物や風情ある看板、街路灯など、かつての面影を偲ばせる建物もあります。
2)商いが生み出すにぎわい
生駒駅前商店街では、様々な演出と工夫をしています。商店街内の道路とお店の間にほどよく商品を並べることで、商店主がお客とコミュニケーションを取りやすくしたり、季節感のある飾りや花で統一的に演出したりと、商店街という場所ならではのにぎわいの景観をつくっています。