第5章 景観形成の推進施策

4.景観をつくる公共事業の実施

 道路、公園、河川、公共建築物などの公共施設は、規模が大きく、長期間にわたって存在することから景観に対して与える影響が大きいものです。さらに、多くの人が利用し、目に触れる機会も多いことから景観を構成する要素として非常に重要なものです。このため、市は公共事業の主体として公共施設の整備事業を通じて先導的な景観形成を目指していきます。


(1)市が取り組む公共事業の景観形成

 公共事業は、良好な景観づくりを先導する役割を担う重要な要素であり、景観づくりの基本原則、"パターン"に則りながら、積極的にそれらを活用し、良好な景観づくりに貢献する整備を目指していくことが望まれます。

 また、主要な施設整備が進展しており、今後は維持管理が中心となりますが、景観上も意識した維持管理を進め、景観の魅力の維持向上に努めていくことが必要です。

・行政内のほかの部局、あるいは国、県とも連携して、公共事業を実施するときに、"パターン"を使って、協議などを
 行う仕組みづくりに取り組みます
・公共事業の景観づくりにあたって配慮すべき事項をまとめたガイドラインの策定に取り組みます
・特に重要な公共施設については景観法に基づく景観重要公共施設としての位置付けや、景観協議会の設置を進めます


(2)国や県が取り組む公共事業の景観形成

 国や県が主体となる公共事業は、市が主体となる事業よりも規模が大きいものが多いことから、事業における景観形成についても市と同様の取組を求めていきます。

・"パターン"を使ったデザインの方法を働きかけます
・公共事業の景観づくりについてのガイドラインの遵守を働きかけます
・特に重要な公共施設については景観法に基づく景観重要公共施設としての位置付けや、景観協議会の設置を進めます

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