コラム:「見え隠れ」の美学


 緑の中にとけ込み垣間見ることのできる建物は、視点が動くにつれてはっきりと見えたり緑の後ろに隠れたりします。このような状態を「見え隠れ」といいます。また、日本では古来より物陰からちらりと見えるもの、薄暗い中にほのかに見えるものに美を見出す、独特の感覚が受け継がれているといわれています。
 緑に包まれた生駒のまちには、わたしたちの心に訴える「見え隠れ」の美学が息づいているといえるのではないでしょうか。


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