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あしあと

    藤原 大輔さん(2021年3月号掲載)

    • [更新日:2022年1月31日]

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    藤原 大輔(ふじわらだいすけ)
    本市の認定新規就農者。なら食と農の魅力創造国際大学校1期生。市内洋菓子店の他、東京のレストランにもいちごを出荷。42歳。西松ケ丘在住。

    39歳で農家に転職いちごが紡ぐ縁を楽しむ

    高山大橋から北へ車でおよそ5分。左手に見える「営業中」の赤いのぼりが目印の、いちご農園「いちごの縁え んFエッフェ」を営む。広さ13aアール(1300平方メートル)のハウスで年間約4tの「古こ とか都華」を栽培。12~5月は一日で約60パック分を収穫し、同園や市が開催する朝市、市内一部のコンビニなどで販売している。
    「甘さが魅力の古都華ですが、何よりも艶が最高にきれいなんです。光り輝いて見えませんか。奈良県、良いの作ったな!って感じですね」

    5年前までは、市内のブロードバンド通信サービス会社に勤務。勤続13年目に、定年した父親の姿を見て、このまま働き続けることに迷いが生まれた。
    「定年後、人と会うことが少なくなった父は、ほとんどの時間を家で過ごしていました。その姿に自分の将来を重ね合わせ、未来がつまらなく見えてしまったんです」
    地域の人と会話を楽しんだり、消費者とつながったり、人付き合いが楽しめそうだと農家への転職を決めた。会社を辞め、なら食と農の魅力創造国際大学校に入学。2年間で農業の基礎や経営を学び、奈良県生まれの農作物を作りたいと、古都華を専門にした。
    「いちご好きな人って多いですよね。だから、たくさんの人との縁が生まれやすいかなと、いちご農家を選びました」

    就農して3年。会社員時代の経験から業者とのやり取りや書類の手続きで困ることは少なかった。一方で、空調が動かなかったり、台風でハウスがゆがんだり、ハプニングにも見舞われた。しかし、農業を苦痛に思ったことは無い。
    「畑にいると、通りかかった人が声をかけてくれるんです。地域が仕事場の農家ならではでしょうね。日々の出会いがおもしろいんですよ」
    今後7年かけて、栽培面積を約4倍の50aほどに広げ、市民全員に届けられるくらい生産量を増やすのが目標。いずれは、いちご狩りや農業体験もできる観光農園にしていきたい夢もある。
    「お祝いや、お礼、けんかの仲直りなど、いろんな場面で僕のいちごを楽しんでください。人と人を結ぶきっかけになればうれしいですね」

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    [公開日:2022年1月31日]

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