助け合いでもっと広がる
- [更新日:2021年3月4日]
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まち活(市民公益活動)を実践中の皆さま。
活動を始めて、楽しくがむしゃらに進んできたものの、最近停滞気味で悩んでいる。
という人はいらっしゃいませんか?
生駒市市民活動推進センターにも、このようなご相談があります。
このページでは、そんなお困りごとを解決する手法の一つ「協働」についてご紹介します
活動が停滞する2つの原因
1.マンパワーが足りない
多くのボランティア・まち活団体は、小人数で活動を始めます。
とりあえずできることをする活動初期。
毎日が新たなチャレンジで、認知度も徐々に上がり、事業の参加者も増えてきます。
皆さまがされている活動の需要が増えて、広がっていくと、とても嬉しいですよね。
ただ、規模の拡大は、一緒に活動してくれる仲間の負担の増加につながります。
最初は頑張っていた団体メンバーも、家庭環境の変化や高齢化などの理由で活動できない人が増えることも出てくるでしょう。
そうなると、これまでできていた活動が、途端に苦しいものに変化してしまうことも少なくありません。
そうならないためのポイントはいくつかありますが、わかりやすい2点をご紹介します。
活動を苦しくさせない2つのポイント
- 活動の規模拡大に合わせて、会員や協力者を増やす
- 組織としての運営体制を整える
これらのポイントをしっかり意識することが重要です。
2.アイデアが足りない
活動を始めたときは「自分たちができること」を軸にして実践するでしょう。
そして活動をするうちに、新たな課題とそれを解決するためのアイデアを見つけることが多いようです。
そのアイデアが新たな活動に繋がるので、次々と生まれるアイデアはとても重要だと言えます。
しかし、活動を続けるうちに、そのアイデアも枯渇気味になります。
「自分たちでできることはもうやっている」
「新たなニーズは感じるけど、私たちの技術ではまかなえない」
事業のマンネリ化ともいえる状況は、団体の成長がとまるのはもちろん、団体会員の意識低下にもつながるかもしれません。
これを解決するためのアドバイスとして、このようなことをお伝えしています。
活動のマンネリを解決する2つのポイント
- 新たな刺激を求めて他の人や団体と情報交換をする
- 思い切って助けを求めてみる
停滞の原因を解決する「協働」
これまで、団体活動停滞の大きな理由としてマンパワー不足とアイデア不足を説明しました。
この2つの点を解決し、滞しつつある皆さまの活動に相乗効果を生むのが協働です。
協働とは
生駒市が策定した参画と協働の指針は、協働について、こう書かれています。
市民と市又は市民と市民とが、それぞれの役割と責任を担いながら、対等の立場で、相互に補完し、協力すること。
自分たちではできないことも、別の人や団体ならできるかもしれません。
もしかすると、その別の人や団体も同じように悩んでいるのかもしれません。
そこで、上下関係なく、お互いが補い合いながら物事を進めると、今までできなかったことができるかもしれませんね。
協働する方法
「協働が大事だということはなんとなくわかった。」
「でも、肝心の協働相手がいないから困っている」
そうお考えになる人もいらっしゃるかもしれません。
ここからは、協働相手を見つける3つのステップについて紹介します。
1.何に困っているのかを、簡単に考える
協働をする上で重要なこと。
それは自分たちが何に困っているのかをはっきりさせることではないでしょうか。
何に困っているのかわからなければ、助けてもらえる可能性はなかなか上がりません。
そこで、自分たちで一度何が困っているのかを考えてみることをお勧めしています。
例えば、以下に挙げる4つのことのどれか一つだけ挑戦してみてはいかがですか。
困りごとを明確にするための4つの方法
- 一度、団体内で悩みを打ち明けてみる
- 自分で紙に書いて考えを出して整理してみる
- 知っているまち活(市民公益活動)実践者に相談してみる
- ららポートの専門スタッフに相談してみる
最も簡単なのは、最後の「ららポートの専門スタッフに相談」です。
一度今のまち活動でのお困りごとを話してみてください。
話をするだけでも整理ができることも少なくありません。
また、あなたや、あなたの団体が抱える困りごとの類似ケースを知っていれば、一緒に考えることもできます。
2.協働のパートナーを探し出す
困りごとが明確になれば、次は協働するパートナー探しです。
パートナー探しでもっとも簡単な方法のひとつが、ららポートの専門スタッフに相談すること。
ららポートには、まち活(市民公益活動)をしているNPO・ボランティア団体が90以上も登録しています。
また、イベントサポートや特技を生かして人の役に立ちたいと個人で活動する、170人以上の個人ボランティアが登録しています。
あなたのお話をうかがってみて、もしかしたら困りごとを解決する協働のパートナー候補が見つかるかもしれません。
ららポートが、あなたに代わって協働のパートナー候補となる個人や団体との取次をするのでご安心ください。
3.助けてほしいことを明確に伝える
協働パートナー候補となる他の団体さんに話をしてみましょう。
この際に重要なのが2つあります。
他の団体に話す上で重要な2つのこと
- 困っているこ内容を伝える
- お互いのできること、できないことを確認する
あとは、活動を通して協働しましょう。
終わった後は、協働の良さを実感できていることと思います。
感謝の気持ちを忘れずに伝えることも重要です。
時には、日程等の条件が合わずに協働できないこともあるでしょう。
パートナー候補となる皆さんも、自分達の活動をしているはず。
やむを得ず繋がれないことももちろんあります。
そのような時も、この繋がりを切らないことが協働のポイントです。
これが次に繋がることが多々あるようです。
最後に
協働は過程にも気づきがあります!
助け合いで活動の幅を広げる協働の紹介、いかがでしたでしょうか。
ららポートには、協働を働きかけたことで、このような報告があります。
協働をしたボランティア・まち活団体の声
- 登録している団体同士でコラボ事業を実施できた
- 協働のパートナーだった団体の会員さんが、私たちの活動にも、定期的に加わってくれるようになった
- 偶然にも街で会った時に、互いの活動の情報交換をしてモチベーションがあがった
協働して目的が達成できることがなによりも重要です。
でも、それまでの過程の中に、まち活をする上での大きな気づきがいくつもある。
これが協働のメリットと言えるのではないでしょうか。
是非みなさまも、勇気を出して助けを求めてみてくださいね。