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    【新型コロナウイルス】市立幼稚園、小中学校の休業延長に関する市長メッセージ

    • [更新日:2022年12月16日]

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    市民の皆さまへ

    本日、報道発表したとおり、生駒市ご在住の方1名に、コロナウイルス検査で陽性反応が出ました。現在軽症とのことですが、一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。また、この方は症状が出た後はずっと自宅待機しておられたとのことであり、他の方への感染拡大のリスクは小さいと考えられます。

    さて、生駒市では、3月25日に記者発表し、4月6日からの小中学校及び幼稚園の再開を予定している旨、お伝えしたところです。
    1日に政府の専門家会合で示されたように、生駒市は昨日までは「感染未確認地域」であり、1名の患者が発生した今もなお「感染確認地域」であることから、基本的には休校が必要とはされていない地域に当たります。また、その後の記者会見でも委員の先生方が表明しているように、学校などにおける子ども同士の感染事例は少ないとの指摘もありました。(4月1日の専門家会議の資料(別ウインドウで開く)

    子どもたちの教育を受ける権利、学校生活を送ることによる多くの学びや成長、また、子どもに障害があったり、家庭に様々な困難・トラブルがあるケースへの対応なども含めて考えた場合、「不安があるから」というだけの理由で、安易に学校の休校を延長するという選択肢をとることはできません。学校の再開を期待している保護者や子供も多く、休校を継続する場合には科学的な根拠が不可欠です。

    一方で、大阪府、東京都をはじめとする全国各地、また、世界的に見ても、感染爆発またはそれに準じる状況が生じており、今後も一層の警戒が不可欠であることもまた事実です。 
    就業者の半数以上が大阪府内に勤めている生駒市では、大阪府の感染拡大は決して対岸の火事ではありません。

    また、学校の再開に対して、多くの市民から心配の声が上がっています。メディア等の報道で目にする国内外の被害状況を連日目の当たりにすれば、そのような心配のお声が増えていくことも理解できます。学校の再開に当たっては、考えられる限りの対応もとっていますが、それでも不安を払しょくできないというお声も少なくありません。

    このようなことをすべて勘案した結果、本当にぎりぎりの決断ではありますが、生駒市及び生駒市教育委員会としては、4月17日(金曜日)まで市立小・中学校の休校、市立の幼稚園の休園を継続することといたします。

    概要は以下のとおりです。
    ・ 4月6日(月曜日)は、小中学校の始業式を兼ねて登校し、休校期間の過ごし方などを担任から伝達。給食はなし。
    ・ 4月17日(金曜日)まで休校・休園を延長、それ以降のことについては15日前後に発表
    ・ 小中学校の入学式は、コロナウイルス対策を講じ、短時間で実施。
    (小学校10日(金曜日)、中学校8日(水曜日)、北小中学校9日(木曜日))
    ・ 4月10日(金曜日)は、幼稚園の始業式を行う。
    ・ 4月13日(月曜日)の幼稚園入園式は、コロナウイルス対策を講じ、短時間で実施。
    ・ 各ご家庭での必要性に応じて、学校への登校や幼稚園の登園を受け入れ。学校の教職員が対応(学校への事前登録が必要ですが、広く受け入れる予定です)。
    ・ 学童保育については、通常通り実施。
    ・ 以上の取り組みについては、教室を分散するなど、3つの「密」(密閉、密集、密接)を避ける配慮をしたうえで実施
    ・ 再開予定であった部活動も17日まで中止(その後については15日前後に発表)

    学校や幼稚園の再開を楽しみにしていたお子様や保護者の皆様、再開に向けた準備に奔走してくれていた学校教職員や給食センターの職員をはじめとする関係者にはお詫び申し上げますが、なにとぞご理解を賜りますようお願いいたします。

    周辺自治体で多数の感染者が発生する中、大阪への通勤・通学者も多い生駒市が、行政と市民が一丸となって感染防止に取り組んだ結果、現時点で感染者がほとんど出ていないことは素晴らしいことだと考えています。
    市民のご理解・ご協力、医療関係者の奮闘、行政職員の頑張りに心から敬意を表します。

    同時に、学校を休校継続とする以上は、学校以外においても、街を上げて感染防止に全力で取り組むことが不可欠ということです。
    桜が満開となっていますが、花見は自粛し、散歩などでその美しさを愛でる程度にとどめてください。職場や学校などでの歓送迎会のシーズンですが、異なる方法で感謝や激励の気持ちをお伝えする工夫をよろしくお願いいたします。
    不要不急の理由で感染が拡大している地域や人混みに行くことは避け、ご自身の健康はもちろんのこと、周りにいる大切な方々、お住まいの地域の住民の安全・安心の確保にご協力ください。
    普段の暮らしの中でも、「多くの人が密集する場所」「手の届くような距離での密接な会話や発声」「喚気の悪い密閉された空間」など3つの「密」を避けていただくとともに、引き続き、咳エチケットやこまめな手洗い・うがいの実施など、感染防止にご協力をお願いいたします。

    今こそ、生駒市の市民力を結集する時です。
    感染拡大地域の中にあっても、市民と行政が一体となって取り組んだことにより、感染拡大を防ぎ切り、コロナウイルスによる被害を収束させる橋頭堡となれるよう、全力で取り組みを進めましょう。

    全市民の皆様のご理解とご協力をお願いし、また、ご健康を祈念して、私からのメッセージといたします。

    生駒市長 こむらさき雅史


    (注意)コロナウイルス拡大防止への市民一人ひとりの責任ある行動が必要である一方で、コロナウイルスは感染しても無症状のケースも多く、どれだけ被害防止に取り組んでいても感染してしまう可能性があります。したがって、万が一感染者が出た場合も、その人を責めることなく、そこからの感染拡大を防ぐ取り組みに全力で当たることが重要です。市民の皆様のご理解をよろしくお願いいたします。

    [公開日:2020年4月3日]

    ID:21251