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腸管出血性大腸菌(O157等)の感染予防について

[2019年3月7日]

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腸管出血性大腸菌(O157等)とは

腸管出血性大腸菌(O157等)とは、毒力の強いベロ毒素を産生する大腸菌の一種。抵抗力の弱い乳幼児や小児、高齢者が感染すると、腎機能や神経学的障害などの後遺症を残す可能性のある溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発するなど重症となる場合もあります。
食中毒が多発する初夏から初秋にかけて特に注意が必要ですが、気温の低い時期でも発生が見られることから、夏以外の季節も注意が必要です。


腸管出血性大腸菌(O157等)の症状

頻回の水様便で発病し、その後、激しい腹痛と水溶性の下痢、血便がみられます。発熱はあっても多くは一過性です。抵抗力が弱い感染者の場合、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重症合併症を発症することもあります。
一方で、全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わる場合もあります。

潜伏期間

潜伏期間は2~5日が最も多いと言われていますが、1週間程度で起こることもあります。

感染経路

動物の腸内に生息しており、汚染された食肉やその加工品・飲料水を飲食することで感染します。ご家庭では感染者の便で汚染された手指で取り扱う食品などを介して、二次感染を起こすこともあります。しかしながら、衛生的な食材の取り扱いと十分な加熱調理、手洗い・消毒を徹底することで感染を予防できます。

かかってしまった時の対応

腸管出血性大腸菌(O157等)による感染症が疑われるときは、必ず医師の診察を受けましょう。また、下痢止め薬や痛み止め薬の中には、毒素が体外に排出されにくくするものもあるため、薬は自分の判断で服用しないようにしましょう。
一般的には下痢の治療として、安静、水分補給、消化しやすい食事の摂取などです。抗菌剤を使って治療することも有効ですが、医師とよく相談して対応を決めましょう。

ご家庭で気を付けること

腸管出血性大腸菌(O157等)の感染は"食品"からだけではありません。感染者の便に含まれる大腸菌が直接または間接的に口から入ることによって感染します。ヒトからヒトへの感染を予防する基本は手洗いです。

  • 食事前、外出から帰った時、トイレの後は石鹸と流水で十分手洗いする。
  • 爪はきちんと切り、爪の中を清潔にする。
  • 調理は十分に加熱する(中心部を75℃で1分以上加熱することが目安)。
  • 包丁、まな板、布巾はよく洗ったあと、熱湯をかけて消毒する。
  • 入浴前にはお尻を十分洗い流す。

家庭内に感染者がいる場合の主な注意点は以下の通りです。

  • 水洗トイレの取っ手やドアのノブなど、菌で汚染されやすい場所を消毒用アルコールなどで消毒する。
  • 感染者および家族は食事前など十分に手を洗い、アルコール消毒を行う。
  • 感染者の便を処理する場合(おむつ交換など)には使い捨ての手袋を用いる。また、おむつ交換は決められた場所で行う。
  • 感染者の便で汚れた衣類は、他の人と別に洗濯する。
  • 乳幼児は感染者の後に入浴しないようにする。また、バスタオルはひとりで1枚を使用し、共用しない。


  


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