尾山 沙希さん(2018年4月15日号掲載)
- [更新日:2021年3月3日]
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ボールを追い続けた20年。チームの躍進を支えた司令塔

尾山 沙希(おやまさき)
女子サッカーリーグ「なでしこリ―グ1部」のノジマステラ神奈川相模原で創部から6年間キャプテンを務めた。引退試合となった第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会で準優勝。通算143試合出場、28得点。吉備国際大学在学中、第20回全日本大学女子サッカー選手権大会で3位。生駒北小・中学校卒業。28歳。本市在住。
なでしこリーグに所属する女子サッカークラブで活躍
女子サッカークラブ「ノジマステラ神奈川相模原」でキャプテンとして6年間活躍した。ポジションは攻守の要であり試合を組み立てる「ボランチ」。攻撃・守備の両面から試合の動向を見極めるチームの司令塔だ。
なでしこリーグ2部に所属していた2年前には、年間で最も活躍した選手に贈られる「最優秀選手賞」を受賞。チームメイトへの的確な指示や豊富な運動量でチームを勝利へと導いた。
「決してサッカーが上手いわけではありません。でも、プレー中に声を出したり、全力で走りきったりと、誰にでもできることを誰よりも続けてきました」
小学生に始めたサッカー。大学では全国大会3位に輝く
小学2年生の頃、サッカークラブに通う兄の影響でサッカーを始めた。兄と同じチームに入り、男の子に交じって毎日のようにボールを追いかけた。
中学・高校は、県内の学校に通い、放課後は高槻市の女子サッカークラブ「FCヴィトーリア」に所属。高いレベルを求めて近畿圏内から選手が集まる同クラブに、片道2時間かけて6年間通った。高校1年生では、レギュラーとして全国大会に出場し、3位まで登りつめた。
岡山県の吉備国際大学に進学し、60人以上が所属する女子サッカー部に入部。4年生でキャプテンを務め全国大会3位に輝いた。
「メンバーのモチベーションを上げるため、愚痴を聞いたりたわいもないことを話したり、コミュニケーションを大事にしました」
2017年に引退。看護師を目指す
大学卒業後、なでしこリーグを目指し新しく結成されたクラブ「ノジマステラ神奈川相模原」に入団。同リーグより5つ下の「神奈川県3部リーグ」から出発した。
「平日は家電量販店で働いてから練習。試合に向けて毎日体力と精神を整えるのが大変でした」
5年でなでしこリーグ1部に昇格。司令塔として、チームの快進撃を支えた。
昨年12 月に引退。気持ちと体力のコンディション作りが難しくなったためだ。現在は市内の看護専門学校に通う。
「次の夢は母と同じ看護師になること。サッカーで培ったコミュニケーション力を生かして、立派な看護師を目指します」
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