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芭蕉も歩いた峠を越えて、出会いたい味と名酒。暗越奈良街道(暗峠~南生駒・壱分)
暗越奈良街道(暗峠~南生駒・壱分)編マップ

古来より大阪から奈良やお伊勢参りの街道として栄えた暗越(くらがりごえ)奈良街道。府県境の暗峠の周辺は石碑や歌碑が立ち、石畳が敷き詰められた道は趣が感じられます。「暗がり」という名は木々が鬱蒼と茂って昼間でも暗かったことから名付けられたと伝わります。かの松尾芭蕉も、ここを歩いて句を残しています。今回は「日本の道100選」にも選ばれている暗峠から南生駒までの暗越奈良街道をご紹介。往時より旅人を優しいお姿で出迎えてくださる阿弥陀さまや、江戸時代から続く清酒の蔵元、異国情緒たっぷりの山のレストランなど、ゆっくり寄り道しながら歩くのがおススメです。

伝統を守りつつ、新たな販路を開拓する 上田酒造株式会社
上田酒造株式会社の外観の写真

「生駒で酒造りが盛んだったのは、やっぱり水が良かったからだと思います。名水とうたわれる生駒の地下水が出たのがよかったんでしょうね」と話すのは、江戸時代から続く、老舗蔵元、上田酒造18代目の上田宗平さん。

年間2000石の出荷量で、「現代の名工」受賞(平成20年度)「黄綬褒章」受賞(平成24年度)の山根貞雄杜氏を筆頭に5人の但馬杜氏が酒造りの指揮をとっています。代表銘柄は「生長(せいちょう)」と「嬉長(きちょう)」。生駒の長でいられるように、嬉しいことが長く続くように、という願いが込められています。

「生長」と「嬉長 大吟醸」の写真

すっきりとしたキレのいい喉ごしが特徴の生長(菰樽入1800ml/1,674円・税込み)。まろやかな深みと華やかな吟醸香が楽しめる嬉長 大吟醸(720ml/1,652円・税込み)。

上田酒造のお酒は、近鉄百貨店などでは販売していますが、大半は通販での注文だそうです。

「戦後、ビールやワインなどの洋酒の流行に伴って日本酒離れが進み、需要が減りました。酒は量販店で値引き合戦されるようになったので、将来を見据えて独自のルートを開拓し、お客さんとの直接販売に切り替えたんです」と上田さん。今では、全国各地から注文が入ります。

また、こちらでは、1~3月までは蔵の見学も行っていて、多い時は1回1500人以上の方が来られるそうです。

「奈良の伝統産業の酒造りを、多くの人に知ってもらえるように、機会があれば“生駒ふるさとミュージアム”や“生駒まちゼミ”などでお話しさせてもらっています。また、[たけひめ]さんや[萬春堂]さんではうちの酒かすを使ったスイーツを出していただいています。皆さんに少しでも日本酒に親しんでもらえたら嬉しいです」と、これからの意気込みも語ってもらいました。

貯蔵タンクの写真

今回、特別に蔵を見学させてもらいました。温度管理された部屋でたくさんの貯蔵タンクが並びます。

18代目当主の上田宗平さんの写真

「酒造りの時期に、蔵見学にぜひいらしてください」と18代目当主の上田宗平さん。

Data上田酒造株式会社 生駒市壱分町866-1 電話番号0120-810-136 9時0分~17時0分 日・祝日休(注意)遠方の場合は発送も可能
芭蕉の句にちなんだ名酒に酔いしれる
菊司醸造株式会社の外観の写真

杉玉が吊るされた威風堂々とした門構えが、その歴史を物語る菊司醸造。大阪と奈良を結ぶ暗越奈良街道の宿場町として栄えた小瀬の地で、1705年創業、約300年続く蔵元です。現当主は13代目当主でご自身が杜氏の駒井大(だい)さん。

「僕が酒造りを始めたのは30歳を過ぎてからで、それまではサラリーマンをしていました。家業を継ぐために仕事を覚え始めた2年目の冬に杜氏が急死されて・・・。蔵人の助けもあったので、自分が杜氏になることに。一から勉強して、わからないことは、まわりの蔵元の先輩に聞いたりして助けていただきました」と話します。

江戸時代から続く蔵元として、生駒の地で酒造りを続けてこられたことをお伺いすると、

「もともと奈良は水が良く、暗峠から見える南生駒の棚田でもいい米が穫れていたんですね。それに加えて、室町時代に奈良市の郊外にある正暦寺(しょうりゃくじ)で近代醸造法のもとになる酒造りの技術が出来て、それまで濁酒(どぶろく)と呼ばれる濁った酒から「すみざけ」といわれる現在の清酒が発祥した地でもあり、酒造りが盛んだったんです。造り酒屋も今は生駒市内で3軒のみですが、昭和30年ぐらいまでは10軒以上あったと思いますよ」と駒井さん。

店内の写真

店内にはお酒の他に、奈良漬や酒器なども販売しています。

「くらがり越え 純米酒」の写真

辛口ですっきりとした味わいの、くらがり越え 純米酒(720ml/1,155円・税込み)。「菊の香にくらがり上る節句かな」という芭蕉の句が添えられています。

現在、蔵は奈良市の都祁(つげ)に移っているのでこちらは販売のみで、店内には芭蕉の句にちなんだ、一番人気の「くらがり越え」を始め、「菩提もと 菊司」や「往馬」など数々の銘柄が並んでいます。また、清酒と同じぐらい評判がいいのが「奈良漬」だそうで、「うちは昔ながらの“木槽(きぶね)搾り”と呼ばれる搾り方で酒を絞っているので、粕がとても柔らかく旨みが十分残っている。その粕を使っているので味がいいんです」とのことです。

奈良漬はお中元やお歳暮に大人気だタケ~

現在は仕込み100石と小規模ですが、室町時代の酒造りを復刻させる研究会なども立ち上げ、酒造会社が力を合わせて日本酒を盛り上げていきたいとのことです。生駒のお酒、これからも注目です。

菊司醸造株式会社 生駒市小瀬町555 TEL:0743-77-8005 日・祝日休 (注意)遠方の場合は発送も可能。
遠出するより近場でラッキー ♪
ラッキーガーデンからの景色

「うわぁ~、気持ちいい!!」

生駒山の中腹、周りを自然に囲まれて市内や若草山が一望できる眺めに思わず叫んでしまいます。こちらは、地元の人に「ラッキー」の愛称で親しまれ、約2,000坪の自家農園の無農薬野菜とスリランカ料理が自慢のお店。

それにしても「生駒山でスリランカ料理!?」、ミスマッチな取り合わせの事情をお聞きしてみると・・・。

もともとオーナーがJICAの医療ボランティアとしてスリランカで活動されていて、帰国後にオーナーの元にスリランカの友人がホームステイをするようになり、その方々が作る本場のカレーが評判となって、思い切って1999年にお店をオープンしたそうです。

ランチAコースの写真

ランチAコース(1,700円・税込み)(写真は2人前)。
[朝採れサラダ・本日の2品・カレー2種・パパダン・イエローライス・パラータ(ナン)・新茶の紅茶(ストレート、ミルク)orスリランカ産シナモンティ]
パパダンとはウラド豆の粉末と小麦粉で作られた、パリパリの食感のおせんべいのようなもので、砕いてカレーと一緒に食べるのがスリランカ風。

ログハウスでカレーや自家製のケーキなどの軽食を、眺めのいいテラス席では、スリランカ料理のコースがいただけます。

店内の写真

店内でもゆっくりとコース料理がいただけます。

店内の装飾の写真

店内の装飾はお洒落なアジアンテイスト

自家製ドレッシングの写真

スリランカ料理に欠かせない自家製ドレッシング(200ml/540円・税込み)(右)とキトゥルパニ(170ml/1,290円・税込み)も販売。メイプルシロップのような味わいのキトゥルバニは、孔雀椰子から採れた蜜でコレステロールを下げるイノシトールが含まれています。

広々と開放感のある自然豊かな青空のもとでの食事も最高ですが、夜は夜景が素晴らしくロマンチックな時が流れデートにもぴったり。秋の行楽に、ぜひお出かけください。

生駒市鬼取町168  TEL:0743-77-7936 10時0分~22時0分(ランチは11時0分~14時30分、ディナー17時0分~22時0分)一部月曜休 駐車場あり

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